
学生の頃、テレビのドキュメンタリーなどで流れた映像に目が釘付けになっていた。
それはどこかの国の紛争の状況を伝えていた。
子どもが血まみれになったり、それはそれは残酷な映像だったのを覚えている。
さて、5月24日からミャンマーの最北部カチン州に入る。
ここは2011年6月頃からビルマ軍とカチン独立軍との間で紛争が勃発しており、何万人ものカチン州一般市民が巻き込まれ、家を失い、難民になるなど犠牲が生じている。
この地でジャパンハートの医療支援が必要かどうか、今年の3月に調査してきた。
総理大臣や州長と面会し、また現地の病院から現状を聞き、やることに決めた。
ただ単に紛争地域だからではない。
この地は、紛争に関係なくもともとミャンマーの最北ということで発展がかなり遅れているということもある。


ここに5月28日から13名の医療チームで入り、現地の国立病院と協力をして数十名の手術をする。
私は今回このプロジェクトの統括者として前のりする。
日常の私の仕事は医療とはほど遠いが、いつ何どき勝負しなければならない時が
くるかわからないものだ。
今回も医療の現場にたつ。
たまにはこうやって医療者としてのセンスを思い出すチャンスも必要。
“日本の看護を世界に届ける”
ナース
彩未








していた。とても透き通った目をしていた。