
最近、後輩の看護師から「長谷川さんと一緒に働きたい」と言われた。
一年に一人くらいからはこんな声をもらう。
本当にありがたい話だ

でも、そんなときはいつもこう思う。
「この人にも打って出ないといけない」
これは本気でぶつかり合う時が来るということ意味している。
それはしんどいことが待っているということを意味している。
私と分かりあえない時期があるということを意味している。
嬉しいようで複雑な気持ちになる

私もある程度しんどいからだ。
そして、最低でも2,3年はついてくるようにと伝える。
背中で教える必要があるので、ちょっと時間がかかる。
働く相手に私を選んでくれたのなら、精一杯のおもてなしをしたいと思う

2年半前、私と一緒に働きたいといってくれたまもなく卒業するひとりは、
「ようやく自分がやるべきことがわかりました」といってくれた。
何事も殻を破る作業はしんどい。
私も慣れないながらにも、そのためにあらゆる仕掛けを準備する。
その時は本気の勝負になる。
本気の勝負に泣き、そして最後は笑う。
そんなことを繰り返しながら、私も一緒に成長させてもらっている

ナース
彩未












