株式会社が取得条項付株式を取得した結果 | 行政書士受かって調子に乗って司法書士を勉強するブログ

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株式会社が取得条項付株式を取得した場合

取得条項付株式を取得することが何を意味するか、そしてその結果がどうなるかを整理していこ。

 

1. 取得条項付株式とは?

 

  • 取得条項付株式 会社が特定の条件に従って買い戻すことができる株式のこと。例えば、「株主が退職した場合に会社がその株式を取得する」というような条件。

 

2. 自己株式とは?

 

  • 自己株式:会社が自分で発行している株式を自分で持っている状態。会社が自分の株式を買い戻して保有している株式。

 

3. 取得条項付株式を取得した場合の影響

 

  • 株式の買い戻し:会社が取得条項付株式を取得すると、その株式は会社が保有することになる。自己株式ってこと。
  • 発行済株式総数は変わらない:会社が取得条項付株式を取得しても、その株式は単に会社が保有するだけで、新しく発行するわけではない。だから発行済株式総数(市場や株主に出回っている株式の総数)は変わらない。

 

4. 新株の発行とは?

 

  • 新株発行:会社が新しい株式を発行して市場や株主に提供すること。これは会社が新しい株を作り出して、株主に渡す。
  • 発行済株式総数は増える:新株を発行すると、新しい株式が追加されるため、発行済株式総数が増加。

 

 具体例

  1. 取得条項付株式を取得する場合

    • 会社Aが特定の株主から取得条項付株式100株を買い戻す。
    • これらの株式は会社Aの自己株式となる。
    • この取得により、会社Aが市場や株主に発行している株式の総数(発行済株式総数)は変わらない。
  2. 新株を発行する場合

    • 会社Aが新たに100株を発行します。
    • これらの新株は新しい株主や既存の株主に提供されます。
    • この発行により、会社Aの発行済株式総数は100株増加します。

 

まとめ

 

  • 取得条項付株式の取得:会社が自分の株を買い戻しても、発行済株式総数は変わらない。
  • 新株の発行:会社が新しい株を作り出して提供すると、発行済株式総数は増加する。

株式の取得(自己株式)と新株の発行の違いを理解することが重要。株式を取得しても全体の株数には影響しないけど、新株を発行すると全体の株数が増えるという点がポイントキラキラ