甘く果てしなく・・・③ | micky_c♡TVXQ

micky_c♡TVXQ

新米ユチョペンがお送りする完全妄想炸裂ワールド!
妄想を暖かく見守っていただける方、よろしくお願いします^^

完全なるフィクションです。
実際の人物、団体には一切関係ございません。

18禁含むものはアメンバーさん限定です!


Perspective・・・Junsu




-ガチャ-


体調もだいぶ落ち着いてきたのでテレビを見ていたら病室のドアが開いた。





-確か今日はユノヒョンが来る日だったかな・・・-



昨日はチャンミンが来ていて、
今日はユノがお見舞いに行くからと、朝メールが来ていた気がする・・





僕が本当に会いたいのは・・・・







「ユチョン・・・・・」



「どう?調子は。」

ドアを開けて入ってきたのは、僕が本当に会いたいと思っていた人だった。





「ユノに代わってもらったんだ。」
平然と言うユチョンは、僕の前にお見舞いのゼリーを置いた。
僕が食べやすいように配慮してくれたんだ・・・



『ありがとう』
すかさずメモを取り出して走り書きする。


ユチョンは優しい笑顔を作ると、ベットの脇にあるイスに座って
そっと僕の手に握られたペンを取った。




もう見慣れたはずのユチョンの書く文字が

今日はなんだか違って見えた。




『良かった。やっと二人で会えた』

一言だけ書いて、メモから顔を上げるといつもの優しい笑顔を作るユチョン。



それだけで、僕は涙が出るほど嬉しかった。

何か言いたそうな僕にユチョンがペンを手渡す。


『ユチョンは普通に話していいよ』

昨日もチャンミンは普通に話していて、僕だけがメモを使っていた。



それに・・・ユチョンの声が聞きたかった。



でもユチョンはもう一度僕からペンを取ると

『こんな風にジュンスと話したことないからすごく楽しい。
普通に話すより、いろんな事が話せるかも、と思って。』

そういうとユチョンはふふっと笑った。
僕が一番好きなユチョン。






ユチョンはそのまま次の言葉をつないでいく。

『喉の調子はどう?』

ユチョンからペンを受け取る。



『お医者さんには喋らないように言われた。
でも声は出ると思う。出してないからわからないけど。』


『無理はしないで、絶対。』


静かな病室でペンの走る音だけが聞こえるのは本当に不思議で、まるで無声映画の中に
入ってしまったような気がした。


ユチョンの前髪がペンを走らせるたびに揺れる。
見つめる僕。


『ジュンス・・・・』
そこまで書いてユチョンのペンが止まった。

ペン先から視線を移してユチョンの顔を覗き込む。


書こうかどうしょうか迷っている、そんな顔だった。



『キスしたい』

1分くらい待ってやっとユチョンが書いたのはその一言だった。



移すといけないのでマスクはしているが、おもわずにやけてしまう。
顔を逸らすとユチョンが乗り出してくる。


声を出せないので精一杯首を横に振ってだめという意思を示しても、
そんなことを聞くようなユチョンじゃない・・・



あっという間に僕の唇はユチョンに奪われてしまった。






『誰かに見られたらどうするの?』
咎めるように聞く

『入るときに部屋の鍵しめた』
いたずらっ子のような笑顔のユチョン。



あきれた・・・


それでも思わず笑顔になると、ユチョンも笑って再びペンを取った。






『ジュンス、愛してる』

メモの新しい1ページに一言だけ書き足された言葉。



耐えきれなくて涙がこぼれた。



慌ててティッシュを取りに行くユチョン。




僕だって、愛してる。


そう今すぐ声に出して伝えたいのに。


声が出ないことが、歌えないこと以外でつらいなんて思わなかった。

そのつらさを教えたのはユチョン、君だよ・・・






僕の涙が止まる頃、面会時間の限界がやってくる。



『次に会うときは退院してからだね』

僕が無言でうなずいたのを確認してから、ユチョンは僕に背を向けた。

ドアノブに手をかける。



-ユチョン-

心の中で呼びかけてもユチョンの背中には届かない。

声を・・出さなくちゃ。
とっさにそう思って、いつものように喉に力を込める。




ユ・・・・・

「・・・」

僕の声は、音になって空気を震わせる前に、消えてしまった。



ユチョンはドアを開けると最後にもう一度こちらを振り向いた。


僕は力なく手を振ることしかできなかった。





ユチョンはとびきりの笑顔を見せると、ドアの向こうに消えていった。









to be Continued・・・