春の朝(あした)という詩は 、上田敏氏の翻訳の妙により味わい深いものとなった。
「ようこそ先輩」で、翻訳家の鴻巣友季子さんが「はじめよう“言葉探しの旅”」という授業を
やっていた。
翻訳とは何か? 英語を日本語に置き換えること、そのように思っていた。
"I love you."をどう訳すか。 「愛しています」としか思いつかない。
夏目漱石は、「月が奇麗ですね」と訳したそうだ。
鴻巣さんは「登場人物の気持ちを想像して、それになりきること」が翻訳の鍵だという。
All's right with the world!
”すべて世は事も無し”というのが気に入っている。
翻訳とは、”その人の気持ちを生きること”と教わった。
[いつかの春のお花畑]
The year's at the spring,
And day's at the morn;
Morning's at seven;
The hill-side's dew-pearl'd;
The lark's on the wing;
The snail's on the thorn;
God's in His heaven--
All's right with the world!