【会話ブログ】言葉を串刺して焼き上げるわよ | 【会話ブログ】

【会話ブログ】

ここは旧【会話ブログ】です。
新アカウントでお楽しみください。

BBQ好き? ブログネタ:BBQ好き? 参加中


「これからもっと暖かくなるし、バーベキューなんて良いかもしれないな」

「あらそう。私に近寄らないでちょうだい」

「ちょ、ちょっと待った。会話が出来ないじゃないか」

「うるさいわね。【妙なノリ】と【行動的な若者】と【友達が多い】を串に刺して焼きたいんでしょう?私はそういうものからはかけ離れた存在だから違うところでやってちょうだい」

「いや、別に大人数でやらなくても良いと思うぞ。3人でも立派に楽しいバーベキューになると思うけどな」

「あらそう。楽しいと期待しつつ【思ったほど盛り上がらなかった】と【結局何が楽しいんだ】と【皆無理やり盛り上がってるだけじゃないのか】を串に刺したいのかしら?それならわざわざ実践しなくても近くで見ているだけで気付くわよ。ここまで念入りに準備してこんな場所まで来たからには無理にでも盛り上がらないと勿体無い、と皆が思っているだけだもの」

「それはまたずいぶん捻くれた見方をしてるな……僕はちゃんと楽しむために誘ってるんだけど……」

「何をごにょごにょ調理担当とかいう重要任務を任せてもらったから参加してみたら、皆食事もそこそこにキャッチボールやフリスビーや釣りなどの遊びを始めてしまって、結局は後片付けのためだけに呼ばれていた事に気付いてしまった男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。それなら私は隅の方で【ひっそり】と【単独】と【安定感】の象徴であるフライドポテトを一人で食べる事にするわ」

「別にフライドポテトは串に刺さないんだからそういう表現じゃなくても良いと思うけど……っていうかバーベキューをこうやって表現するのも普通じゃないけどな」

「あらそう。バーベキューがただ食材を刺して焼くだけで済むはずがないじゃないの。まずは一緒に行ったら楽しそうな人だけを串刺しにしてどこかへ行くんでしょう?たまにはちょっと冒険して不味そうな人を刺してみたりもするでしょうね。知り合いが持ってきたわけの分からない串も参加しているかもしれないわ。そんな中、私みたいな存在が刺さったらどんな串でも失敗作でしょうね。って、誰がほとんど火にかける前から真っ黒に焦げてしまっている冷たい備長炭のような女なのかしら、失礼な」

「さっきから何を言ってるんだ!お前と一緒なら楽しいに違いないから誘ってるんだぞ!」

「うるさいわね。あなたはわけの分からない生物を串刺しにして焼いて食べれば満足でしょうけれど、フライドポテトはあんな炭火と網で一体どうやって作れば良いのかしら」

「わけの分からない生物って……牛肉や豚肉もそうやって表現すると倫理に反した食べ物って気がするな……」

「あらそう。でもBBQは【ブラックで不気味なクオリティ】の略じゃなかったかしら。焼いて火を通してしまえば何とかなる、有害な煙も室内に篭ると危険だけれど、屋外なら何とかなる、というコンセプトじゃないかしら」

「そんな環境破壊に繋がるようなコンセプトだったら世界中で皆がやったりしないと思うぞ……全く。別に串にこだわらなくても、皆それぞれ好きなものを焼けば良いと思うけどな。コンロと鍋を持ち込んでフライドポテトを作ったりするのも悪くないと思うぞ」

「嫌よ、そんなの。揚げたのをショーにしたら大変だもの」

「まぁバーベキューでフライドポテトなんて作ってたら周囲の人が興味を持って見に来るかもしれないけどさ」

「違うわよ。あなたが焼死したら大変だもの、って言ったの。つい網の上に乗せてしまうかもしれないわ」

「つい、で済む問題じゃないぞ!どうしてそんな事するんだ!」

「うるさいわね。好きなものを焼く、と言ったのはあなたじゃないの、って、何を言わせるのかしら、みっともないわね」

「うっ、好きって言ってくれるなんて凄く嬉しいぞ。感激だ……でも食べ物かどうかくらいは分かるはずだけどな」

「あら、そうかしら。私が気に入るなんて、あなたは究極のわけの分からない生物じゃないの」

「それじゃ牛肉や豚肉と一緒になっちゃうぞ!」


【会話ブログ】
「クリックしないなんてわけの分からない事はしないでしょうね」

kounin_kaiwashiをフォローしましょう
ツイッター とかいうものを始めてみたわ」

過去の会話一覧を表示する

小説版会話ブログ
第一弾【はじまりの日】
第二弾【拝啓、わが路】
第三弾【そして欠片は花弁のように】

会話ブログRPG
第1章
第2章

小説【えすえぬえす】

リクエストや質問 、待っているわ」