ブログネタ:実在するなら転校したい学校は?
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「どんな学校があったら楽しいかな」
「あら、何かしら、突然、気持ち悪いわね。あなたみたいな人は早く転校してしまえば良いんじゃないかしら」
「おい!僕は転校した方が良いって言いたいのか!?いくらなんでも酷いぞ!」
「うるさいわね。今の学校が全く楽しくないから妙な質問をしてきたんでしょう?だったらつまらなさの最大の要因である私がいない学校へ行ってしまえば良いと言っているのよ。あなたの人間性ではどこへ行っても全く楽しくないと思うけれど、そこまで私のせいだと思うなら一度痛い目を見た方が良いんじゃないかしら」
「結局酷い言われようじゃないか……別に今の学校がつまらないなんて言ってないぞ。お前がいない学校生活なんて考えられないし、あくまで例えばの話じゃないか。ホントに転校したくなるくらい楽しい学校ってどんな学校かな、と思ってさ」
「さぁ、どうかしらね。こんな時代だからもう通わなくすれば良いんじゃないかしら」
「インターネットとかで映像を繋いで授業するってカンジか?大学とかでは存在するみたいだけどな。後は英会話教室とかか」
「何を言っているのかさっぱり分からないけれど、通わなくて良いと言っているじゃないの。登録しておけば3年経って忘れた頃に卒業証書が送られてくるのよ。学校とも先生ともクラスメイトとも全く心が通い合わないような、血も涙もインターネット回線も通っていないとんでもない学校があっても良いと思うわ」
「それじゃ全然勉強してなくても卒業出来ちゃうじゃないか!」
「うるさいわね。それの何が問題なのかしら。勉強を疎かにして将来苦労するのは自分自身じゃないの。自分の明るい未来とも良好な関係を通い合わせない人には打ってつけだと思うわ」
「そんなコンセプトの学校に入学する命知らずな人っているんだろうか……まぁ働きながら卒業の資格がもらえたりするなら意外と人気が出るかもしれないけど……って、僕は転校したくなるような楽しい学校について訊いてるんだぞ?お前はそんな学校に転校して通いたいのか?」
「あら、通わない学校だと言っているじゃないの。人生が崖から転落するような学校を言ったのよ」
「略して転校って言いたいのか……?全く。他には何かあるかな」
「あら、それなら逆に勉強し続ける学校があっても良いんじゃないかしら。3年間、全く眠らずに勉強し続けるのよ。椅子に縛り付けられて少しでもウトウトしたら鞭で叩かれて、何だかわけの分からないうちに3年間が過ぎるんじゃないかしら」
「それはスゴイな……高校の勉強なんてとっくに終えちゃって、どの大学に入ってもトップの成績を修める事が出来るかもな」
「あら、そうかしら。3日目くらいからはもうほとんど意識が朦朧としてしまって、他の学校の生徒よりも遥かに成績が悪くなるような気がするわよ」
「それじゃ何も意味が無いじゃないか!何のために通うんだそんな学校!」
「あら、死ぬような、というかほとんど死んでいるような状況に置かれたらとても命が惜しくなって大切にするんじゃないかしら。命を命とも思わないような危険な兆候が見られる生徒は強制的に入学させられるのよ。考え方が180度転換させられる学校でしょうね」
「……それも略して転校って言いたいのか……?そんな特殊な環境にいたら命に対する認識がかえって世間とかけ離れるような気がするんだけどな」
「うるさいわね。楽しい学校なんて言われても全く思い付かないから仕方が無いじゃないの。学校が楽しかった事なんて一度も無いもの」
「ま、まぁお前の場合はそうだったのかもしれないけど……え、じゃぁもしかして今も楽しくないのか?」
「ええ、そうね。特に楽しいとは思わないわよ」
「ううっ、僕がいてもそれは変わらないのか……ちょっとショックだな……」
「何をごにょごにょ言っているのか分からないけれど、あなたがいたって学校は全く楽しくないわよ。あなたは格好悪いし美男じゃないもの」
「ぐっ、そりゃ格好良いとは自分でも思わないけど、楽しいのとはまた別の問題なんじゃないのか?」
「違うわよ。あなたは学校内の備品じゃないもの、って言ったの。あなたは学校にいてもいなくてもあなたじゃないの。学校自体が楽しくなったわけではないわ。でもあなたが学校の一部だとしたら学校は楽しいかもしれないわね。って、何を言わせるのかしら、みっともない」
「うっ、そういう意味か……でも僕がこの学校の生徒として通ってる間は学校の一部とも言えるんじゃないか?」
「あらそう。あくまで備品だと言いたいのね。だったら備品としてマジックで学校名を書いておく必要があるかしら。ちょっとおでこを出してちょうだい」
「お、おい、ちょっと、そこまで言ってな……それ油性じゃないか!辞めてく…………あーあ、ホントに書くなんて酷いじゃないか……ちょっと鏡……あれ?学校名じゃなくて【ミニー】って書いてあるのか?」
「当たり前じゃないの。あなたは誰のものだと思っているのかしら」
「クリックボタンって書いてなくても何をするか分かるわよね?」
「ツイッター
とかいうものを始めてみたわ」
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