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昔のアイドルと今のアイドル、どっちがレベル高いと思う?  ブログネタ:昔のアイドルと今のアイドル、どっちがレベル高いと思う?  参加中


「今も昔もアイドルは人気があるな」

「あらそう。残念だったわね」

「え?何で?人気があるのは良い事なんじゃないのか?」

「ええ、そうね。でも残念だったわね」

「いや、どっちなのかよく分からないぞ。どうして残念なんだ?」

「うるさいわね。一人で独占出来ずに他にもファンがいて残念じゃないの。でもファンが一人ではアイドルとして成立しないし、あまり人気があると自分が応援している事なんて知ってもらうのは不可能だし、アイドルなんて応援するだけ虚しいものなのかもしれないわね」

「うーん、まぁそういう心理でファンをしてる人は長続きしないんだろうな。応援してるからこそ次のCDが発売されたりテレビに出たりして、そういうのを見たり聴いたり出来るのがファンとしては嬉しいんじゃないのか?」

「あらそう。姿を見たり声を聞いたりするだけで満足なのね。という事は私はあなたにとってアイドルなのかしら?」

「え、うーん、どうだろうな。お前とは実際に会ったり話したりするわけだし、ちょっと違うんじゃないか?」

「あらそう。姿を見たり声を聞いたりするくらいでは満足出来ないと言いたいのね、いかがわしい。もしかして私と握手をするためにCDを数百枚購入したりしているんじゃないでしょうね」

「CDなんて出してないだろ!付き合ってるのにお金を払わないと握手も出来ないなんて変だと思うぞ!」

「うるさいわね。私との握手にそれだけの価値を見出す人だって世の中にいるかもしれないじゃないの。それなのにあなただけはどうして無料で私と手を繋げる関係が成立してしまうのかしら?」

「いや、それは……お前が僕の事を好きでいてくれるからなんじゃないのか……?」

「………………それはそうとアイドルと呼ばれる人達は昔から存在するわね」

「うっ、珍しく分かりやすい誤魔化し方だったな。もしかしてテレてるんじゃ……」

「あら、そう思わせて可愛く見せるのがアイドルのテクニックじゃないの。本当なのか演技なのかも見抜けないようではグッズの購入費で全財産巻き上げられてしまうわよ」

「まぁ確かに今のが演技だったら騙される……っていうかテレてないならちょっと残念ってカンジだな。それよりちょっとさっきから気になるんだけど、もしかしてアイドルになりたいのか?」

「あら、どうしてそうなるのかしら。とても街中を歩けないような布の面積の小さい子供服みたいな服を着て大勢の前で踊ってお金を稼ぐなんてマネが出来るわけがないじゃないの」

「……その表現はちょっと問題があるような気がするんだけど……」

「あら、そうかしら。私にはとても出来ない事だから敬意を持って言っているのよ。面白くも何とも無いのに笑顔でいるのも私には無理ね。それとも目の前の人間が全員お金に見えたら笑わずにはいられないのかもしれないわ」

「こら!発言が酷過ぎるぞ!デビューした頃は全く売れなくて苦労するアイドルも多いみたいだし、そういう人はファンのありがたさがよく分かってるはずだぞ。それにもしアイドルが本心ではそう思ってるならある程度ファンだって人間性を見抜けるんじゃないか?」

「さぁ、どうかしらね。昔は色々と問題行動や問題発言で顰蹙を買ったアイドルなどもいたみたいだけれど、そういう裏表の無い人の方が分かりやすくて良いんじゃないかしら」

「まぁどこまでその問題行動を許容出来るかだろうけど……でもファンの事なんてお金程度にしか思ってないのが分かればやっぱり応援したくないかもしれないな」

「あらそう。どうもあなたの話を聞いていると、結局は姿を見たり声を聞く事に満足するよりもアイドルの人間性を重視しているように聞こえるわよ」

「うっ、うーん、そういえばそうだな……どうしてこうなったんだろう……」

「それはあなたの言う【姿や声だけで満足させる】存在はアイドルではないからよ。そういう【完璧】を売りにする存在の事はプロのアーティストと呼ぶんじゃないかしら。アイドルというのはもっと【不完全】な存在で、演技でも歌でもダンスでも、実力としてはプロよりも一般人の方に近い存在の事を言うんだと思うわ。よくアイドルのファンとファンじゃない人がネットで言い争いになったりするけれど、ファンじゃない人は【こんなのはプロの実力じゃない】としか思わないし、ファンは【これはあくまで個性で、その魅力が分からないなんて見る目が無い】としか思わないわ。求めているものが最初から全く違うから話し合うだけ時間の無駄なのよ」

「なるほど……ドラマでも歌でも、プロがたくさんいる中に混じって頑張って成長していく姿を応援してるのかもな」

「さっきあなたは私の事をアイドルではないと言ったわね。という事は私にアーティストである事を求めているのよ」

「え?いや、別にそういうわけじゃ……」

「私の話をあなたが一人で独占するのはとてもプロとは思えない仕事だと思うわ。もっと広く、広範囲に私の話を伝える必要があるわね」

「お、おい、ちょっと……」

「あなたも私に完璧を求めるなら、もっと近寄りがたい存在になるためにあまり私に近寄らないでちょうだい」

「こら!何か勘違いしてるぞ!僕はお前に恋人でいる事を求めてるんだ!」


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