ブログネタ：この1年でなにが変わった？
参加中「あら、おめでとう」
「むむ、おめでとうなんだよ」
「おい、ちょっと……」
「何だか去年も同じような事を言った気がするわね」
「むっ？もしかしたら私達がちょうど１年早く出会うようなパラレルワールドがあるのかも？きっとあまりにもそっくりすぎて記憶や知識がリンクしてしまっているかもしれないんだよ。そうなのかも？違うかも」
「いや、そんな話じゃなく……」
「あら、そんな事を言ったら私達より年下だったり、もっと年上のパラレルワールドもあるかもしれないわね。そしてあまりにも行動や感情が合致してしまった時に、時空が繋がってしまってどちらの記憶なのかごちゃごちゃになってしまうんじゃないかしら。そうなるとデジャヴュというのは、パラレルワールドとの一瞬の記憶の共有によって起こっているのかもしれないわね」
「そうかもそうかも。そうなのかも。中にはそれに気付いてデジャヴュ以上の映像を見る事に成功する人がいて、自分の未来を思い通りにコントロールしたり、他人の未来を占ったりするんだよ。でもそんな風に未来を思い通りに変えると当然徐々にパラレルワールドとの齟齬が大きくなってしまって、最後には大変な騒ぎに……」
「こら！何を話してるんださっきから！」
「うるさいわね。私とハイジの発想の赴くままに気ままにこのまま原稿用紙５００枚分くらい話せば、それがそっくりそのままＳＦ小説になって大ヒットだったかもしれないじゃないの。何を考えているのかしら」
「むむむ、とはいえ５００枚というのは一日で達成するには結構大変なんだよ。だからここは半枚に一文字ずつ書いて、合計１０００文字で終了かも！というわけでもうそろそろ話をまとめないといけないんだよ。結局パラレルワールドなんて何も見えなくなって、人々の生活が全く変わったりもせず暮らしていくのかも？」
「そうね。そんな主人公の妄想が小説になってしまったわけね。全く人騒がせな人というのはいつの世の中にも存在するわね」
「なんと、夢オチよりも酷い妄想オチか！そんな小説は売れないと思うぞ！」
「うるさいわね。横でごちゃごちゃ言う人がいたらどんな本だって全く売れないに決まってるじゃないの。そんなに大勢雇う事がまず大変だもの」
「え？本を買うと必ず横で騒ぐ人が付いてくるのか？それは確かに冊数分の人を確保するのがまず大変だぞ」
「いよいよ今年も終わるらしいわね」
「んー？そうかも。でもたぶん終わらないよりは終わった方が良いんだよ。私の記憶容量がいっぱいになってしまうかも。そうなのかも？そうに違いないのかも」
「おい、せっかく本の話に乗った途端に無視しないで欲しいんだけど……まぁ良いか。とにかく今日で今年も最後だな。何か言いたい事はあるか？」
「しつこいわね。だからおめでとうと言っているじゃないの」
「そうかもそうかも。そうなのかも。明けましておめでとうなんだよ」
「それは明日だろうが！まだ明けてないぞ！」
「ぴー！まだ明けてないという事は、実は１２月３０日が物凄く頑張って長引いちゃってるのかも？そもそも大晦日だけじゃなくて、毎日ちゃんと日付が変われば明ける事になるんだよ。今日１２月３１日は、１２月３０日が明けた結果かも！だから明けましておめでとうなんだよ。もっと厳密に言うと毎分毎秒【明ける】という変化を繰り返して時間は進んでいくのかも」
「ええ、そうね。でも彼はまだ明けていないと思っているらしいわよ。もしかすると他にも明けている事に気付かなかった時間がたくさんあったかもしれないわね。という事は彼の中では今日はまだ６月くらいかしら」
「もうダメだ……この二人は無視するしかないかもな……えーと、皆さん、いつも会話を聞きに来てくれて……」
「どうもありがとうなんだよ！毎日聞いてくれた人も、たまに聞きに来てくれた人も、途中から聞いていた人も、皆まとめて感謝かも。ペコリ」
「私には世界中の人間をまとめて幸せにする力なんて無いけれど、少なくとも会話を聞いている人が毎日楽しいと思えたとしたら、それは中々悪くないんじゃないかと思うわ。というか細かい事を考えずにとにかく聞きに来れば良いのよ。一足先に来年で待っているからまた来てちょうだい。皆はまだ今年最後の後数時間が残っているものね」
「……一番重要なところだけ全部二人で言っちゃうんだからな……もう言う事が何も無いじゃないか」
「……違うわよ。今年最後の挨拶が残っている、って言ったの。早くしないと今年に置いていくわよ」
「ううっ、そっか。やっぱり優しいな……それでは皆さん」
「「「良いお年を」」かも！」
「クリックしない人は今年に置いていくわよ」
「ツイッター とかいうものを始めてみたわ」
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