【会話ブログ】煌く聖誕祭 その2 | 【会話ブログ】

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去年のクリスマスなにしてた? ブログネタ:去年のクリスマスなにしてた? 参加中


前回


「そろそろクリスマスだな」

「んー?それはもちろんそうだけど、私としては【そろそろ】ではなく【ろそろそ】の話もしてみたい次第かも」

「え?何だそれは?ロウソクとかコンビニの話か?」

「そんなわけ無いんだよ!人間はいつも直前に迫ったイベントばかり気にしてるから、ちょっと前に終わったイベントについて話をしても良いんじゃないかと言っているのかも!【ろそろそ皆既月食があったね】とか【そういえばろそろそ期末試験だったんじゃない?】とか【ろそろそそろそろクリスマスだね、とか言ってずいぶん楽しみにしてたよね】とか【そろそろろそろそとか言いたくなる時期じゃない?】とか使えば良いんだよ」

「最後の二つは結局未来の話なのかどうなのか分からなくなっちゃってるけど、まぁ言いたい事は分かったぞ。じゃぁ何か最近あった事で話したい話題があるのか?」

「んー?ろそろそろそろそがどうこう言ってたけど、既に飽きちゃったからそろそろの話をしたいと思っているのかも?ろそろそ意気揚々と話してたけど、もう疲れてしまったんだよ。そうなのかも?違うかも」

「飽きるのが早過ぎるぞ!全く。じゃぁクリスマスの話をしても構わないか?」

「むむむ、何だか面倒な予感がするものの、面倒を引き受けないと全く出番が無いという、かえって面倒な事態に陥りそうな状況に面食らって卒倒してしまいそうな場面をお伝えしたいのかも。倒置法を使って。そうなのかも?違うかも」

「何をぶつぶつ言ってるのかよく分からないけど、出来たらちょっと協力して欲しいんだ」

「むっ、まさか私がトナカイでミッキーに馬乗りにされてしまうのかも?トナカイに馬乗りをするとトナカイ乗りになって、何故か都会に住む田舎者が調子に乗ってはしゃいでいる様子が思い浮かんでしまうんだよ。地元のネタで自分達だけが盛り上がっても、他の地方の人達にとっては面白くも何とも無い事に早く気付かないと失敗してしまうのかも!自分達が楽しいと思うものを見せれば皆にも楽しさが伝わるはずだ、というのは正解のようで実は危険をはらんでいて、やはりどんな人達が見に来るのかを多少は意識した作品を提供するのがプロの仕事としての……」

「ちょ、ちょっと待った。誰の目線で話してるんだお前は。他の高校の文化祭に行っても全然面白くなかった、みたいな話になってたぞ」

「んー?そんなの当たり前なんだよ。同じ高校の他のクラスがやってる事だって面白くないのに、他の高校なんてもう全教室を使って地獄巡りをしているようなものかも。極端な話をすると自分のクラスがやる事だって中心人物以外は全く楽しめないというのが文化祭の真実なんだよ。そうなのかも。そうに違いないのかも」

「こら!考え方がドライ過ぎるぞ!全く。とにかくちょっとクリスマスで協力を……」

「んー?いよいよ世界中にメリークリークリークリーの無限ループを流行らせるつもりなのかも?発想は我ながら良かったと思うけど、まさか挨拶に終わりが無くなってしまうとは盲点だったんだよ。だから残念ながらきっと流行らせようとしても流行らないかも。ぐすん」

「ああ、【メリー】と【クリスマス】にはせっかく同じ【リ】という文字があるから、2回目の【リ】の時に最初の【リ】に戻ったらどうか、みたいな話だったな。でも戻ったら無限ループになるのは当然だと思うぞ。逆に次の【リ】まで進んで【メリスマス】とかにした方が……って、それはミニーが言ってた【メリス】と同じ発想だよな……」

「むむむ、何を言ってるのかよく分からないけど、去年のクリスマスは全員中3で、高1の私達はまだ全く出会ってないんだよ。それなのにまるでホントにあった出来事のように話すなんて恐ろしい性格の持ち主かも!夢や想像の世界で誰かに何かを言われただけで好きになったり、逆に恨んだり、現実との区別が出来ない可哀想なタイプの人なんだよ。いっちょ頭を殴って衝撃を与えた方が……」

「こら!ちょっと待て!そりゃ確かに去年のクリスマスでは僕達は出会ってないけど、去年だけど去年じゃない話というか……と、とにかく去年と同じ話の説明をまた長々とするのは面倒じゃないか。それにお前だって【いよいよメリークリークリーを流行らせる】とか言ってたし」

「んー?何だか都合が悪そうだからここは早めに退散するべきかも!退散しないと苦労するタイサンタクロースになってしまうんだよ!ぴゅぴゅぴゅ」

「おい!ちょっと待ってくれって!用件が全然済んでないぞ!と、とにかくクリスマスは…………ヒソヒソ」

「むむっ、了解かも!ヒッソリヒ素中毒を起こしそうな薬品を用意すれば良いのかも?」

「ヒソヒソはあくまで表現上の問題だろうが!そのまま受け取られたら困るぞ!」

「むむむ、じゃぁ悲壮感を持って秘書のような働きをするつもりなんだよ。とにかく了解かも!隣のクラスの二人のために了解した私は略してトナカイなんだよ。ぎゃー!何故か私が都会に住む悪ノリした田舎者になってしまったかも!ちょっと田舎に帰らせていただきますなんだよ。ぴゅぴゅぴゅっ!」

「あっ!おい!……うーん、果たしてこんな調子で大丈夫なんだろうか……でもハイジにしか頼める人なんていないしな……」


続く

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