ブログネタ：泣ける歌詞は？
参加中「何か聴いたら泣きそうになる歌ってあるよな」
「引っぱたくわよ」
「何でだよ！何も変な事は言ってないぞ！」
「うるさいわね。どうせ【涙どころか血も通っていない、冷血になる事も出来ない止血女】と言おうと思ったんでしょう？あなたの言いたい事は何でもお見通しよ。どうして全身に酸素が供給されずに各細胞の皮膚呼吸に頼って生活していると思われているのかしら。こんな冬服を着て厚着をしたら窒息してしまうじゃないの、失礼な」
「誰もそんな事言ってないだろ！お前は冷血どころか誰よりも優しいじゃないか！」
「……何を大声で恥ずかしい事を叫んでいるのかしら、みっともないわね。そんな事を言われた私が涙を流すと思ったら大間違いよ」
「いや、どうしてお前が泣かなきゃならないのか分からないけど……とにかく僕は歌の話を……」
「あらそう。私がどんな時に泣くのかどうかもよく分かっていないのね。こんな事を言われたらもう泣いてしまうしかないんじゃないかしら。あまり私の事をジロジロ見ないでちょうだい」
「うーん、何か機嫌が悪そうだな……この話題は興味無かったか？」
「あら、会話が弾んでいないような印象を受ける時は常に私に原因があるとでも言いたいのかしら。それなら景気付けにあなたを引っぱたいた方が盛り上がるかもしれないわね。早く頬を出してちょうだい」
「ちょ、ちょっと待ってくれ！話を盛り上げるために叩かれるなんて聞いた事が無いぞ！」
「うるさいわね。叩かれたくないからって無理やり騒々しくしないでちょうだい。結局今日は何の話をしたいのかしら？話題に血も涙も通っていないから何が何だかさっぱり分からないわ」
「いや、だから歌詞に共感して泣ける歌ってのがあるよな、って話をしてたんだぞ」
「あらそう。先日も少し歌の話になったけれど、何となく似たような歌ばかりだから何とも言えないわね」
「そうか？例えばどんな歌の事を言ってるんだ？」
「【あなたは孤独だと嘆くけれど、私はちゃんとあなたの事を見ている】みたいな歌詞ばかりじゃないの。【辛い時は誰にでもあるけれど、どこかに理解してくれる人が必ずいるから元気を出して】みたいな内容ね。更に【世界は闇ばかりじゃなくて、殻を破れば明るい未来が】みたいな内容も多いわ。キーワードは【人は一人じゃない】とか【絆】とか【希望】というカンジかしら」
「まぁ言われてみるとそういう歌は多いかもしれないな。暗い内容のまま終わるようなのも含めて、孤独で生きづらい世の中が根底にあるってカンジか」
「ええ、そうね。でも人間が一人でいる事はそんなに不幸で悪い事なのかしら。聴いている人を応援するつもりなのかもしれないけれど、あまり孤独が不幸だと言われ続けるとかえって自分が不幸だと感じて耐え切れなくなるケースもあると思うわ。【孤独は辛い】という情報を無闇に植え付けない方が良いはずよ。逆に【一人でも大丈夫】とか【無理に他人と接する必要は無い】と思えた瞬間というのはとても心が軽く、気が楽に感じるものだと知らないのかしら」
「な、なるほど。何だか経験者みたいな言い方なのが気になるけど……」
「うるさいわね。とにかく他人と同じ生き方なんてしなくても生きていけるわよ。でも【どこかに理解者がいる】とか言いつつ、【この人を失ったらもう何もかも終わり】みたいな狭い世界に入り込んでしまっている内容も多いわね。地球上に何億人いると思っているのかしら。探せばいくらでも現れるわよ」
「そ、そっか。って事はもし僕と別れても次がいる、みたいに思ってるのか？」
「まぁ、あなたはここに一人しかいないじゃないの。それとも探せばあなたと全く同じ人がたくさんいるのかしら？気持ちが悪いわね」
「……言ってくれてる事は凄く嬉しいんだけど、ついさっきそういう歌詞を批判してたような気が……」
「うるさいわね。とにかく同じような歌ばかり、というのが言いたいのよ。それに全く共感しないとは言ってないわよ。って、そんな事を言ったら私が誰か一人を失ったらもう終わりだと思っているみたいじゃないの、みっともないわね」
「ううっ、そ、そこはそう思ってくれてる方が僕としては嬉しいけど……と、とにかく歌を聴いて泣くような事は無い、ってカンジなのか？」
「あら、どうしてそう思われているのかしら。歌を聴くたびに泣いてしまうわよ。歌詞の意味合いが全く分からないもの」
「……結局は全然共感出来てないじゃないか……世間の感覚とズレてるのがショックで泣くのか？でも他人に合わせる必要なんて無いって言ってたような……」
「違うわよ。作詞の依頼が全く私に来ないもの、って言ったの。どうしてそういう話が私の元には一切来ないのかしらね。ショックを受けてしまうわ」
「……まぁ知名度の問題もあるだろうし、やっぱり誰も問題作品は歌いたくないんじゃ……」
「クリックする事だけは足並みを揃えてちょうだいね」
「ツイッター とかいうものを始めてみたわ」
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