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動物と話せる能力と人の心を読める能力、あって役に立つのは? ブログネタ:動物と話せる能力と人の心を読める能力、あって役に立つのは? 参加中


「なぁ、もし身に付くとしたら動物と話せる能力か、人の心を読める能力か……」

「あら、何かしら、突然、気持ち悪いわね。身体に何でもくっ付く磁石人間としてテレビ局に売り渡そうとしてもそうはいかないわよ。アイロンやフライパンまで貼り付けたりして、せっかく結構スゴイ能力なのに何故か笑い者として扱われるのは我慢ならないわ」

「いや、何を言ってるのかよく分からないけど……っていうか実はそんなスゴイ能力の持ち主なのか?」

「知らないわよ、そんなの。やった事が無いから分からないわ。やった事が無いというのは、やれば出来るかもしれない、という可能性を常に残したまま生きていく事が出来るのよ。何もしないのは実はとても素晴らしい事だったのね」

「なるほど。考えようによってはそうかもしれないけど、でもお前は何でも経験して知っておきたいと思うタイプなんじゃないのか?」

「……あら、そうかしら。私は経験なんてしなくても想像力と分析力を働かせて何でも分かってしまうわ。だから経験しなくても大丈夫よ」

「うーん、まぁそういう一面もあるのは確かだけど……でも実際の経験を活かして考えてるからこその想像力と分析力なんじゃないかと思うんだけどなぁ。それとは別の問題として人間観察というか、本質とか本性を暴く分析力もスゴイと思ってるぞ」

「……あらそう。実は本質も本性も知っているようで知らないかもしれないわよ。正解を知らずにいれば何だって私の都合の良いように解釈出来るわ。ポジティブというのは実は物事の半分しか見ずに過ごす、逃げの精神の賜物なのかもしれないわね」

「いや、お前が想像だけで良い事や悪い事を言ってるとはとても思えないぞ」

「……うるさいわね。何なのかしら、さっきから。勝手に私の考えを捻じ曲げて訂正しようとしないでちょうだい、失礼な。あなたは私の事なんて何も分かっていないはずよ」

「そ、そんな事無いぞ!実は真面目で誰よりも優しくて、色々な物事を冷静な目で見て分析して判断している、って認識は絶対に間違いじゃないはずだ!」

「……しつこいわね。全ての発言が磁石のように反発しあって結局何が話したいのかさっぱり分からないわ。今後どのような鍛錬によって私が磁石人間になれるかを話せば良いのかしら?」

「そんな事は一言も言ってないんだけど……もし身に付くとしたら、動物と話せる能力か、人の心を読める能力か、どっちが良いかってのが訊きたかったんだ」

「あらそう。動物と話せる能力の方が良いわね」

「え?そうなのか?てっきり逆を言うかと思った」

「あら、どうしてそう思うのかしら」

「いや、人間の心理とか本心とか、そういうのに人並み外れた興味を持っているって印象があるんだけど……」

「……ええ、そうね。それは否定しないけれど、今は動物と話せる能力の方が良いわね」

「ふーん、動物の思ってる事とかにはあんまり興味が無いのかと思ってたぞ」

「ええ、そうね。別にその能力だって無ければ無いで構わないわよ。もう病んでしまったもの」

「おい、ちょっと、何か人間関係に疲れたとかいう意味じゃないだろうな。悩みがあるなら何でも言ってくれ。僕だけは何があってもお前の味方だからな」

「違うわよ。もう読んでしまったもの、って言ったの。何だか今日は唯一心を読みたいと思える相手が私の事をどう思っているのかよく分かったからそっちの能力はもういらないのよ」

「なるほど……そういう意味か……っていうか、その一人ってもしかして……」

「ええ、そうね。今日はずいぶん察しが良いわね。私のペットの事よ。だから動物と話せる能力にも興味が出てきたというわけね」

「……ホントに素直じゃないんだからな……」


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