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都知事 選出してほしいのは? ブログネタ:都知事 選出してほしいのは? 参加中


「東京都知事の選挙があるみたいだな」

「ええ、それは何年か生きていれば必ず発生して遭遇してしまう事態でしょうね」

「まぁそう言われればそうなんだけどさ……僕達はまだ選挙権が無いけど、どんな人に都知事になって欲しいと思う?」

「さぁ、どうかしらね。私達が消滅しないならとりあえずそれで良いんじゃないかしら。何だか妙な法案のせいでもしかしたら私達みたいな存在は全て消滅させられるようなウワサになったものね」

「確かに極端な発言と極端な解釈が横行して、何もかもがダメ、みたいな捉え方をする人も多かったみたいだな。出版社のような専門家の集まりでさえアニメのイベントに参加しなかったりしたし……」

「フライドポテトの価格はもう少し何とかならないのかしら」

「おい、切り替えが早過ぎるぞ!僕達の存在に関わるテーマなんだからもう少し触れておいた方が良いんじゃないのか?」

「うるさいわね。あなたが裸にさえならなければこの問題は大丈夫よ。現実的には脱いでも大丈夫でしょうけれど、あなたの場合は脱ぐと開放的になって権力に楯突く挑発的な発言をする恐れがあるものね。いざとなったら私があなたを弁護して守る事をあなたは期待しているのかもしれないけれど、警察が逮捕しようと思えばある程度の拡大解釈によって冤罪に近い逮捕まで可能にさせてしまう危うい条令でもあると思うわ。だから私の力ではどうにもならないと判断すればあなたを切り離してやっていくつもりだから言動には気を付けてちょうだい」

「……何だかしばらく放っておくと逮捕されるような人間だと思われてるみたいだな……でもその心配はしなくても大丈夫だぞ」

「あらそう。という事は近々逮捕されるのね」

「おい!どっちを心配してるんだ!僕が逮捕されるのを期待してるみたいじゃないか!」

「あら、その方が派手なカンジがして良いじゃないの。この世でたった三人しかいないブログの中に住んでいる人間のうちの一人が逮捕なんて、世界を駆け巡るニュースになると思うわ」

「……実際には僕達の会話を書き記してるだけの、僕達とはあまり関係ない人が逮捕されるだけなのかもしれないぞ。まぁそれは良いとして、とにかく例の条令さえ厳しくならなければ誰が都知事になっても良いって考えなのか?」

「さぁ、どうかしらね。恐らく多くの人が思っているでしょうけれど、究極的には自分自身が都知事になるのが最も思い通りの世の中になる確率が高い方法だと思うわ。」

「なるほど。以前 も国会議員になったら多過ぎる議員を一人にする、とか言ってたな。もし都知事になれたら何かしたい事でもあるのか?」

「そうね。まずあなたを逮捕するかもしれないわね」

「こら!条令が厳しくなり過ぎだぞ!何もしてないのに逮捕されちゃってるじゃないか!」

「うるさいわね。何もしていないとは言い切れないわよ。あなたがいると会議などがスムーズに進行しなくなってしまうもの。邪魔し過ぎなのよ」

「会議に乗り込んでデモ活動とかをしたなら逮捕も分かるけど、会議に出席するつもりも無いのに邪魔って言われても困るぞ」

「違うわよ。楽し過ぎなのよ、って言ったの。あなたと会話していると他の事が全て手付かずに……って、何を言わせるのかしら。みっともない。公務執行妨害よ」

「全く……理由は嬉しいけどそれで逮捕されるのはやっぱりやり過ぎじゃないかと……」

「とにかく自分が都知事になったらどうなるのかを考えてみたら、ようやくあなたのような微妙な存在を取り締まって消滅させようとする気持ちが理解出来たわ」

「こら!僕は何も悪い事をしてないじゃないか!どうしてそう思うんだ!」

「うるさいわね。冗談に決まってるじゃないの。あなたが消滅したら私だって消滅してしまうもの」

「まぁ確かにそうなるな。誰かが血迷ってそういう条例を作らないように願うばかりだな」

「……違うわよ。あなたが消滅したら私が存在している意味も消……いいえ、何でも無いわ」

「え?何か言ったか?」

「さぁ、どうかしらね。私の条例に違反する言葉だから消滅してしまったわ」


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