【会話ブログ】一番下で一番上よ | 【会話ブログ】

【会話ブログ】

ここは旧【会話ブログ】です。
新アカウントでお楽しみください。

 相性がいいと思う恋人の兄弟構成は? ブログネタ: 相性がいいと思う恋人の兄弟構成は? 参加中


「付き合うなら長男が良いとか、次男が良いとか、末っ子が良いとか、そういう話をよく聞くな」

「何よ、突然、気持ち悪いわね。一人っ子のつもりで生きてきたのに実は三人兄弟だった事が発覚して興奮しているのかしら?そんな節操の無い両親の下に生まれたからといって同情してもらえると思ったら大間違いよ。ある程度成長してから兄弟が増えたって本当の苦労を知る事にはならないはずだもの。生まれながらに多くの兄弟と少ない食料や両親の愛情を奪い合うようにして生活している子供達だってたくさんいるのよ」

「おい、別に僕はそういう……」

「うるさいわね。それとも顔の描き分けが出来ない漫画家が描いたキャラみたいにそっくりな兄弟が突然増えて、私が浮気するんじゃないかと心配しているのね、失礼な。あなたの事は細胞レベルで把握しているし、例え双子や三つ子でも私は見間違えたりしないわよ」

「そう言ってくれるのは嬉しいけど、別に兄弟が増えたわけじゃ……」

「あら、話が噛み合わなくなってきたわね。兄弟が増えたわけではないのに、兄弟がいるような話をするのはどういう理由なのかしら。なるほど、分かったわ。兄弟と見せかけて男装趣味のある姉妹が増えたのね。しかも恋愛対象は女性かしら?この多様な世の中、その程度の事で後ろめたく感じる必要は無いわよ。そんな姉妹を持って恥ずかしいと思うあなたの心が恥ずかしいのよ。どうせ何か酷い事を言って家を飛び出してきた事を後悔しているんでしょう?今日会ったらちゃんと謝った方が良いわよ」

「別に兄弟は増えてないって言ってるだろ!僕は一人っ子だぞ!!」

「ちょっと、突然大きな声を出さないでちょうだい。何を考えているのかしら、腹立たしいわね。一人で三人分の大声を出せば神様がうるさがって分裂させてくれるとでも思っているのかしら」

「いや、このまま黙ってたら知らぬ間に家族構成が大変な形で誤解されちゃうと思って……とにかく僕は一人っ子だぞ」

「あらそう。残念だったわね。せっかくあなたの家族にもついに特徴的な人が加わったのかと思ったのに」

「それじゃ今の家族は全然特徴が無いみたいじゃないか!全く。とにかく今日はお前が付き合うならどういう兄弟構成の人が良いのかな、って思って訊いただけだぞ」

「知らないわよ、そんなの。過去の私が手当たり次第に誰とでも付き合って長男から八男くらいまでなら全て経験しているとでも思っているのかしら?失礼な。責任感も積極性も将来展望も希薄な長男を一人知っているだけよ。長男というよりは超難とか超軟というカンジね」

「会話で漢字の話をされてもよく分からないけど……でもこんな僕と付き合ってくれて嬉しいよ」

「……何故一人で満ち足りたような表情をしているのか分からないけれど、特徴の無い家族と言われるのが嫌なら、あなたの家族にも一つだけ大逆転の秘策が残されているわよ。あなたの家に娘が生まれれば良いのよ」

「ええっ?確かに一人息子の僕が高校生の時に妹が生まれたら特徴あるけど……でもまさかなぁ……僕の両親が……うーん」

「ちょっと、何をいかがわしい想像をしているのかしら、気持ち悪いわね。もしあなたに妹が出来ても年齢が離れているだけで、結局は特徴の無い子に育つだけだと思うわ。カエルの妹はカエルよ」

「でもお前が妹が生まれれば良いって言ったんじゃないか!」

「違うわよ。娘が含まれれば良いのよ、って言ったの。そうなる可能性が無いとは言い切れないものね」

「うっ……それってもしかして……僕とお前が……」

「あら、何をごにょごにょ言っているのかしら。男装趣味の長女が本当にどこかから隠し子として出てくる可能性があるもの」

「全く素直じゃない!」


【会話ブログ】
「一人っ子か兄弟姉妹がいる人はクリックしてちょうだい。分かったわね」


公認会話士の小説連載中

小説版会話ブログ第一弾
【はじまりの日】

小説版会話ブログ第二弾
【拝啓、わが路】

小説版会話ブログ第三弾
【そして欠片は花弁のように】

会話ブログRPG
第1章
第2章


All About 「恋愛」長子同士の「兄×姉」はなぜ相性が悪い?
All About 「恋愛」 末っ子気質―その恋愛傾向と相性分析