マイペースで歩こう☆ -9ページ目

マイペースで歩こう☆

ノスケから⇒全ての発達障害児とその家族へ。
『チャンスは常に目の前にある。自主性を持つことが一番大切。自分らしく在りつづけることです( ̄∀ ̄*)』



ノスケは、とにかくマイペースなやつである。
性格もそうであるし、発達障害の特性である独創性というか。それは大人になった今でも、こうして一緒に出かけていても、あらゆる場面で感じることだ。

倉敷散策のこの日は、16時にレンタカーを返却する予定だった。暑いから、予定を繰り上げて戻ろう、と家族LINEで話したのが14時。みっく、ちび子がダンナさんと合流したのはその時で、ノスケは い◯らしゆみこ館に1時間以上もこもっていたらしい。

暑い暑いと騒ぐダンナさん(ビールなんか飲むからだろう)にアイスクリームを食べさせ、駐車場に着いたのは14時20分。

しかしノスケは、14時50分になっても戻ってこなかった(°ー°)



みっく:予定より早く戻ろう、とLINEしたよな?(°ー°)



ちび子:仕方ない。そーゆーヤツだ( ` ー ´ )



ダンナさん:暑い〜( ´ ー ` )エアコンもっと〜( ´ ー ` )



ちび子:この暑いのにビールなんか飲むでだわ!( ` 口 ´ )



しかしノスケは、何をしているのだろう。

まだ帰ってこないの?待ってるんだけど。

そうLINEを送れば、きちんと家族LINEに返信が来た。

『急いでる』

…どこがだよ(°ー°)



みっく:急いでる??いや、もうすぐ3時だし。



ちび子:彼なりに急いでるんだろう( ` ー ´ )



もう一度LINEしてみた。

今 なにしてるの?

そうLINEを送れば、再びきちんと家族LINEに返信が来た。

『急いでアイスクリーム食べてる』

…まちがってる(°ー°)



みっく:人を待たせてる時点でアイスクリーム食べに行こうとする判断は無いだろ!(°皿°)



ちび子:仕方ない。そーゆーヤツだ( ` ー ´ )



ダンナさん:あのアイスクリーム、美味しかったよねぇ( ´ ー ` )



みっく:確かに。アイスクリーム美味かった、と写メは送った。が。待たせてるんだから、フツーはテイクアウトして来ないか!?(°口°)



ちび子:あの人、歩き喰いとかシナイ人だから( ` ー ´ )



みんなが待ってる⇒アイスクリーム美味かったらしいから食べたい⇒でも食べ物を持って歩くのはイヤ⇒急いで食べる

で、ノスケ的には、ゆっくり食べるのでなく急いで食べるから、ちゃんと考えて行動した、と?
いやいや。チガうだろう。

結局ノスケが駐車場に戻ってきたのは15時15分。私たちは1時間も待っていた。



みっく:アイスクリーム美味かったか?



ノスケ:はい、とても( ̄ー ̄)



満足そうにコックリ頷くノスケ、ほのぼのと見ているダンナさんとちび子。おい、癒されてどうするよ。



みっく:でもなぁ、1時間も待ってんだから、アイスクリームはテイクアウトだろう。



ノスケ:…( ̄ー ̄)



これで、次に誰かと出かけて相手を待たせているときにアイスクリームを食べたくなったら、ノスケはテイクアウトするという判断が出来るだろう。
…アイスクリームは、だ。これが串焼きならアウトなんだな(°ー°) 行動療法もラクじゃねえ(笑)



ようやく倉敷美観地区の散策を終え、宿泊先へと向かった。今回は岡山駅からレンタカーを借りたのだが、運転はほぼノスケが担当してくれる。

運転しながら、ダンナさんの問いかけに相槌を打ちつつ、レンタカー屋さんに到着。荷物を持って宿泊先へと移動する。
スーツケースやカバンを持つちび子と私に、持ってあげるよ、と声をかけ。ノスケはゴロゴロと音を立てながら歩いて行った。歩く順番は、ちび子⇒ダンナさん⇒ノスケ⇒私。杖をつきながら歩く私は、どうしても遅くなってしまう。少しだけ遅れてついていく私を、ノスケは何度も振り返りながら歩いていた。



大丈夫?とは言わない。だけど、段差があればいつのまにか目の前にいて、黙って腕を伸ばしてくれる。ありがと、と掴まる。目を見れば、小さく頷いてくれるノスケ。

少し前なら、腕や肩に私が掴まると、振り払っていた。それも仕方ない。ノスケは子どもの頃から感覚過敏で、身体に触れられることを極端に嫌がった。苦手だったろうに、〝必要なのだ〟と自分に折り合いをつけ、こうして手を貸してくれるようになったのはいつからだろうか。


障害だから。特性だから。
だから仕方ない。でも、ノスケは、ちゃんとそれを乗り越えてくれる。特に、人との関わり、という部分において顕著だ。

それは、ノスケ自身の考えかたであったり、性格であったり、色々なことが複雑に絡み合う結果なのだろうと思うけど。

それでも。やっぱり彼は、〝優しさ〟を他者へどう伝えるかを、彼なりに理解しているのだと思う。
⇒だって、『自分を良く見てほしい』って欲求はゼロだからさぁ(笑)



伝わらない、おまえだけには。

幼かった彼にそう伝えたときに、ノスケは泣きながら訴えたのだ。




ボクをあきらめないで。あきらめたらダメって、母さんが言ったデショ!あきらめるのイヤ!




諦めたら、障害者。でも諦めなかったら、フツーの人。
私が、そう伝えた言葉が、今のノスケの原点なのだろう。







旅行にあたり。ノスケもちび子も、要望は何も言いませんでした。というよりも、両親の意向を最優先で、というところなんだろう(^ω^)

疲れない距離で、行ったことのない観光地で。
最近は、一泊や二泊の旅行は極力運転する時間は短くなるようにしています。なので、今回は新幹線で行きました。



行き先?
岡山県ですよ☆


前から行ってみたかったのです。
倉敷の町を歩いて。海辺を見て。ちょいと足を伸ばして宮島を。

って、最初に行ったのは倉敷美観地区。




ダンナさん:暑っ!暑い〜( ´ △ ` )




ノスケ:…( ̄ー ̄) (カシャシャシャシャ)
※彼は今、カメラにハマってます




ちび子:…ちょっと。なんでハトばっか写してんの?( ` 口 ´ )




みっく:足痛いー(°△°) 暑いよー(°△°)




年々衰える夫婦(-_-)




ダンナさん:…ヨシ。暑いし先に昼ゴハン食べようよ( ´ ー ` )



仕方ない。ヤツは誕生日だからな。
…でもまだ11時なんですけど。

暑いから、と動く前にガッツリ食べ。
暑いから、と昼からビールを飲み。




ダンナさん:暑いよーっ!帰りたいよーっ!( ´ △ ` )




気温は34度。こんな日にビール飲んで外を歩けば体調悪くなるに決まってる。




ちび子:…父、もうどっか座ってたら?( ` 口 ´ )




ダンナさん:そ、そうだな…。そうだ!ここは自由行動にしよう!( ´ ▽ ` )




ノスケはコックリ頷くと、カメラを片手に立ち上がった。
フラフラと日陰を探しに歩いていったダンナさんに付き合うようだ。




みっく:私、ビスケット行くー!(°▽°)




ちび子:私もー!( ` ▽ ´ )




ビバ、倉敷美観地区。今回は街歩きクーポンを購入した。食べ歩きや入場券、体験コーナーなど様々に使える1000円分のお得チケットだ。私とちび子は隅々まで歩き回ったさ♪

散策しながらあちこちに立ち寄り、山のようにみやげ菓子を手に、最初の地点に戻ってきた。




ちび子:あ、父ちゃんがいるぞ( ` ー ´ )




ホントだ。ダンナさんは、クーポンを何に使ったのだろう?




ダンナさん:…あっ!みっく、ちび子、聞いてくれよ!涼しくて座れるところ、って思って、ココに行ったんだよ。そしたら、入り口の人がクーポン使えますよ、って言うから、渡したら、全部持ってっちまったんだよ!だから、どこも行けんかった!ヒドイだろう?!( ´ △ `,)




ダンナさんがプンスカ怒っていたのは、大原美術館の入り口だった。
そうか…。喫茶店と間違えたのか…。




みっく:でも、モネとか見れたんだろう?(°▽°)




ダンナさん:椅子もないし、寝る場所も無かった!( ´ 口 ` )




ちび子:そりゃ美術館だもんな( ` 口 ´ )




ダンナさん:暑いよーっ!ホテル帰りたいよーっ!




あんた何しに来たんだ(°ー°)
ところで、ノスケはどこ行った?










満喫してるなぁ(笑)








元旦のすったもんだの家族会議、夫婦で北海道行きorクルマで片付けられそうになったダンナさん( ´ ー ` )



気づけば日は過ぎ、もう6月になろうとしていた。この時点で、いつ休めるのか全く見通しは立たず、もちろん飛行機も取れず、宿も取れず。ダンナさんは、ただただ仕事に忙殺されていた。

北海道、行くのか、行かないのか。クルマぁ?そんなにすぐ手に入るわけなかろう!( ̄ー ̄)とノスケに言われつつ。しびれを切らせたみっくが、ダンナさんに最期通告をしたのは、そんなときだった。




みっく:ところで。還暦旅行は、どうするね?(°ー°)




ダンナさん:それどころじゃない( ´ ー `,)




還暦祝いは一生に一度なのだ。ハタチと同じく〝祝いごと〟は、後回しにするもんじゃなかろう。週に一度の休みすらグダグダに振り回され、半ばヤケクソな表情で、旅行なぞ歳を取ったらいつでも行けると言い始めたダンナさんに、私は軽くキレた。


⇒歳を取ったら、って…もう歳じゃないか(笑)





みっく:ほぉ。おたくの会社は、子どもたちが老いた父への孝行をする機会すら与えないようなブラック企業なのデスカ?






ダンナさん:いや、マジで忙しいんだって!( ´ △ ` )




みっく:こっちだってマジだ。社長によう言わんなら私が乗り込んでやろう。アンタの人生は、私が高ーく売ってあげよう。






ダンナさん:…何、するつもり?( ´ △ ` )






みっく:法定休日蹴り飛ばして現場ブッこんでくるおたくの元請大企業サマを労基に名指しで売り込むのだ。過労で診断書取って心身への慰謝料を退職金代わりに心置きなく引退するが良い♪






ダンナさん:そんなことヤメテよ!( ´ 口 ` )

…オレ、ちゃんと休暇申請する。だから労基は…それだけは…。





おや?なぜだろう、まるで私が極悪人である。

そして、しばらくして。ダンナさんは休暇をもぎ取り帰ってきたのだった。


三日間。


…3日ぁ??

北海道行けないじゃんか。




みっく:どうするかなぁ…。3日かぁ。二泊三日で海鮮だけ食べて帰ってくるか?(°ー°)




ダンナさん:…もう北海道は、いい( ´ ー ` )




仕事と妻の板挟みになり、ダンナさんは疲れ果てたようだ。かわいそーに。

⇒え?私が悪いって??いやいや。ダンナさんが北海道行きたいって言ったんだし。




みっく:うーん…。行ったことない場所で、行きたいところは?




ダンナさん:…( ´ ー ` )




もう、どうでもいい。

と、顔に描いてあった(笑)


東か、西か。

うーん。…あっ。あそこ見てみたい♪


私の独断と偏見で選んだ行き先を家族LINEに送れば、全員から了解の返事が返ってきた。

行きたかった北海道には、日程の都合上連れて行ってやれないけれども。二泊三日の家族旅行を目一杯楽しんでもらいたいなぁ。


そして旅行出発の前日の夜まで、ネコヤマ家の4人は、各々怒涛のお仕事ラッシュに苦しんだのであった。

そうして、出発の前日。





ダンナさん:明日から旅行だぁ♪( ´ ー ` )





ちび子:…( ` ー ´ )





ダンナさん:…はっ!ち、ちび子、お誕生日おめでとう!!( ´ ▽ `,)





ちび子:…ありがとう( ` ー ´ )母ちゃん、ワタシ蓬◯軒のヒツマブシが食べたいわぁ♪





みっく:…オメデトウ。ケーキ屋がローソク何本いるか、って聞いてんぞ?





ちび子:やだなぁ♪ケーキが燃えちゃうじゃん♪( ` ー ´ )





旅行前日の夜も出費(´⊙ω⊙`)
なんてこった☆