ちび子が児童支援現場での就労を初めて、3週間余りが経ちました。
ずっと大人の障害者のかたを支援してきたちび子、実は子どもの相手をするのは初めてで。
ちび子にとって、〝障害を持つ子ども〟とは、兄であるノスケだったワケです。当事者家族、ましてや兄ですからね。年子で一歳しか違わない兄、そこに育った彼女には、彼女なりのストレスやトラウマが存在しました。
家庭内でも、やはり健常児とは違うノスケは、ちび子のお友だちの『おにいちゃん』とは全く違う。小学校では、心無い大人たちや、理解できない子どもたちによって、ちび子はツラい思いもたくさんしてきました。
でもね。
色んな思いをしたから、他人様の優しさを知った。
色んな思いをしたから、痛みのわかるちび子になった。
経験が、今のちび子を作ったのです。
児童支援の施設で、子どもたちに関わるようになって。ちび子は、『あの頃のネコヤマ家』にたくさん出会いました。
気持ちの切り替えが出来ずにパニックになる男の子。
そんな男の子のリュックとお弁当をちび子に渡しながら、『今日もお願いします』とアタマを下げる小学生の兄弟。
『ウチの子と関わるなら、こんな研修を受けに行ってきて!』とチラシを渡しながら直訴するおかあさん。
なんかね、気持ちが。痛いって言うか。
あぁ、あの頃のニイニイだぁ、とか。
あの子は、小学生の時の私だ…とか。
新人なんでしょ?じゃあ研修受けてきなさいよ!そう言ってきたお母様には、丁寧に答えてきたと言いました。
『御心配なさる気持ち、よくわかります。お子さんを預けておられる親御さんの思いや、不安も。ですが、私は経験者です。年齢は若いですが、介助も支援も。研修の情報をいただきありがとうございました。事業所に持ち帰り、会議で職員全員に伝えてきます( ` ー ´ )』
〝新人〟のちび子は、まだまだ親御さんたちには不審者で(笑)
でも、1日が終わって、自宅に子どもたちを送っていったとき。
あるお母様が、バスからリフトを操って子どもを降ろしたちび子の目の前で、わが子に尋ねた。
『おかえり。新しい先生なんだね?』
お母様の問いかけに。お子さんは、満面の笑顔を見せた。
その笑顔に、ちび子が〝じゃあ、また明日ね♩( ` ー ´ )〟と返すと。お母様は、ホッとした表情を浮かべて言ってくださった。
『良かったね。先生、明日もよろしくお願いします。』
と。
私の周りには、たくさんの子どもたちが寄ってきてしまう。私が新人だから、好奇心もあるのだろうけどね。ちび子先生、遊んで!って寄ってくる。
中には、度の過ぎたイタズラをしてくる子どももいる。私は、全力で遊んでやるけど、全力で叱る。子どもが泣いても、悪いことは悪いって叱る。
大きくなって。この子たちが、ちゃんと仲間を得られるように。
学校で、たくさんの友だちと笑って過ごせるように。
いつか。社会に出て、自立して生きていけるように。
『私は。ニイニイみたいに、みんなが自分の足で人生を歩くための支援をする。』
そのために、必要だから。全力で向き合って、いっぱい抱きしめて、これからも伝えていく。
ちび子は、そう言っていました。
お母様たちに、ちゃんと伝わるといいね。
児童支援、本当に大切です。子どもたちは、幼い頃からどれだけの経験をしたか、で、選択肢が次々と変わってきます。
お母様たちの思い。ちび子の思い。
それは、愛情という。子どもたちへの、大切なプレゼントなのです☆