ノスケ:ボクね、残業したいの( ̄ー ̄)
はぁ…なんでだ?
ノスケ:あのね、残業すると給料いっぱい。同期はもう残業してるの( ̄△ ̄)
今さら…そんなことを。ノスケに、懇々と話した。
なぁノスケ。会社が儲かるときは、仕事って忙しいよな。
するとノスケは言った。
ノスケ:うん。だから、僕の指導をしてくれる先輩はとても忙しい。仕事もたくさん、会議もたくさん。でも、僕が出来ることは少ない。同期はもう残業してるの。僕だけヒマで定時に帰るの( ̄△ ̄)
みっく:あのな、ノスケ。おまえの部署は、めっちゃ忙しくて大変な部署なんだ、って言ってなかったかな。
ノスケ:うん( ̄△ ̄)先輩はものすごく忙しい。でも、僕の同期も残業してる。
みっく:うん。でもな、研修終わって1カ月やそこらの新米が、そこまで残業して戦力になるような部署って一体何やってんだよ?
確かに。仕事に〝特別忙しい最上〟も〝超ヒマなおトク〟も無いだろうさ。
おまえの部署の先輩が、それだけ忙しいのならば。それは、いずれおまえもそれだけ忙しくなるということなのだろうよ。
おまえの部署の先輩が、それだけ皆よりたくさんの責任を負う立場にあるのならば。それは、いずれおまえも同じように負う立場になるのだろうよ。
今の時点では、役に立たないおまえが残業したとて、会社に何の利益も生まないだろう。そんなものは、単に人件費のムダにしかならない。大体定時の8時間以内に業務を終えられず毎日残業するということは、作業効率の低さや能力の優劣という評価に繋がることもある。
だから、今のノスケに出来ることは、定時内にひとつでも多くのお手伝いをし、早く帰って時間があれば、より多くの知識を得ること。資格を取るのも良いし、今の自分が出来ることにチャレンジすることも良い。
残業して日銭を稼ぐことが、その人の評価になるとは言えないんだよ。
ノスケ:でも…。残業代をたくさんもらえたら、お金貯まるよ?( ̄△ ̄)
みっく:役に立たないやつに払う金に価値は無い。おまえは、役に立たないのに金だけせしめるゴミになりたいのか?
利益を生んで初めて会社は儲かるんだ。今おまえが残業して会社は儲かると思うのか?
ノスケ:いや、儲からないと思う( ̄ー ̄)
みっく:じゃあ不要な残業はするな。大体な、時間を無駄に使うヤツはアホだ。本当に仕事ならまだしも、もしもおまえの同期とやらが、金目当てで残業してるとすれば、本当のアホだ。
月の給料が少ないなら。日々は質素に暮らせばいい。分相応の暮らしをすれば良い。
けれど、きっと近い将来、おまえは目の回る忙しさになる。そんな先輩の下に配属してもらえたのだろう?
みっく:大体、新人にそこまで負荷をかけなきゃいけない部署がおかしいんだ。張り合うな。おまえはおまえに課せられた期待があるはず。焦らずに、今は新人として、ひとつひとつ吸収して行きなさい。
人間誰しも最初から〝ベテラン〟じゃない。誰だって〝新人〟のときはある。
ノスケの先輩は、そんなバカじゃないんだろう?
ノスケ:ううん。むしろ社内でも上の人だと思う( ̄▽ ̄)
みっく:だろ?能力の高い人は、同じ時間で人の倍以上の仕事をするんだ。コツコツやって、皆から認められて。そういう人なんだろうよ。せっかくそんな人を指導員にいただいたんだ。おまえはじっくり学んで、先輩から仕事のやりかたを盗むんだ。
ノスケ:うん、わかった( ̄▽ ̄)
みっくの会社にも、いる。アホのタカハシとか、タカハシとか、タカハシとか。用もないのに土曜出勤し、誰もいないのをいいことに、昼頃に出勤して2、3時間で帰る。勤務届には8時間働いたと書いて出す。知らない人は居ない。
けれども、そんなやり方で日銭を稼いでも、夏のボーナスでは技術者の女の子に負けた。アホはそれがムカついて仕方ないらしい。自分は休日も会社に来ているだの、自分は素晴らしい人間だから役職につけろだの、ワケのわからない文句を言っている。アホの評価はダダ下がり。これでは冬のボーナスも女の子に負けそうだ。
ノスケには、そんなゴミみたいな社会人になって欲しくない。出来れば、コツコツ働いて、会社から必要とされるような、そんな人になって欲しいのだ。
あれから1カ月。今夜は久しぶりにノスケが帰ってくる。こんなに遅くなっているのは、〝残業してる( ̄▽ ̄)〟かららしい。
少しずつ、役目を与えてもらえているのだろうか。だとしたら、こんなに嬉しいことは無いのだ☆
