白い待合室で、ボーッと大きなモニターを見ていた。
白い花の画像が映ってて。
コロナウィルスに気をつけて、って。繰り返し繰り返し、注意事項が流される。
うーん、やっぱりコロナだったとか?
でも、そこまでヤバい息苦しさは無いんだけど。
熱は下がったしなぁ。
あ、じゃあ軽症の??
色々と考えていたら、名前を呼ばれた。
ネコヤマみっくさーん。1番診察室へどうぞ。
みっく:おはようございます。はじめまして、どうぞよろしくお願いします。
A医師:はい、こちらこそ。どうぞよろしくお願いします。おかけください。
医師は、優しそうな人で。昨日撮ったCTの画像をモニターに映した。
みっく:あのう…。私、なんなのですか?
A医師:うん。あのね、ネコヤマさん。ここを見てほしい。
昨日はすぐに消されてしまったCTの画像には、シロウトの私にも、ハッキリとわかる…異型が映ってた。
A医師:…肺に、腫瘤が見つかりました。サイズはまだ小さいけれど、ちゃんと調べたほうがいい。
みっく:…はい、先生。
多分、私は呆然とした顔をしてたんだと思う。
A医師は、とりあえず2ヶ月後にもう一度CTを撮りましょう、と言った。それからね、明日は甲状腺外来に行ってね、と。
なんか。
なんか、久しぶりに聞いたぞ。また腫瘍か。
診察、って、トントン入れられてるけど、ヤバいほうかも。
え?甲状腺?甲状腺って、なんだっけ?
頭の中には、さっきみた自分の肺のCTの画像がハッキリと残ってて。
震える手で、ダンナさんにLINEを送った。
ごめん。私、肺に腫瘍見つかっちゃったよ。
明日は甲状腺外来に行きなさいって言われたよ。
あんま良くない感じ。
ワケがわからないまま。家に帰ってきた。