昨今、発達障害については、様々な書物が次々に発行され。ニュースや番組などでも積極的に取り上げられている。
有名な著名人。有名な医師。人気の保育園。
たくさんの情報にあふれ、私たち育てる親には非常に便利で心強い味方となった。
しかし、一方で。どんな事態を引き起こす可能性があるのかを、私たちは知る必要がある。
特に。実際に、発達障害児を育てる親は。
最近の療育センターや施設に通っている親御さんの中には、療育について、とんでもない誤解をしている方がおられるのである。
以前、街中でランチタイムに遭遇した、そんなお母様たちの会話は。
『ウチは◯◯先生のところにお世話になっているのよ。』
『あ、良いらしいわね♩ウチも変えようかしら。』
『あそこには、こんなプログラムがあるの。素晴らしいのよ。おかげで数値がこんなに!』
『まぁ、本当にね!こんなに結果が出るのね!』
療育センターは。学習塾、では無いのである。
預けて託せば、障害なんて治っちゃう♩と思い込み。毎回の発達障害の数値にピリピリと感想だけを持ち。あそこのプログラム、この方法と奔走する。現実に、こんなお母様は存在するのだ。
これ、子どもにどんな影響を及ぼすのか。ここの皆さんには、一目瞭然ではなかろうか。
失礼ながら、観察させていただいたお母様は。どなたも美しく、見なりも大変整っておられ。まぁ、場所も街中繁華街の
レストランなので、ちょいとお値段の良い…。経済的には裕福でいらっしゃるようである。
で。情報を得ては、あちらの医師、こちらの療育センター、転々と渡り歩き、それぞれの感想をリポーターよろしく皆さんで報告し合っておられる。
…子ども、大混乱しませんかね??
どんなに耳を澄ませていても。お母様たちの中には、誰一人として。お子さん本人の様子を語る人はおられませんでした。
最初から最後まで、発達検査の数値の話。
『数値がアップ』したら、なんかあるのかい??
たくさんの情報が溢れた結果。
子どもに合うか否かを考えるよりも、先に与えられるデータだけを見て『選び』。
思考することなく数値の大小で『効果』と安心し。
…非常に申し訳ない。みっくは、まるで『たまごっち』でもやっているのか、と。
そう問いかけたくなるほどの。
なんだが。療育をしているお母様たちの会話には程遠く感じたのである。
実際に療育センターでも、こうしたお母様たちの存在は問題になっており。施設に通い所属することで安心されるのか、通所後の様々な相談の場で、職員が『最近のお子さんの様子はどうか?園ではこうした場面が見受けられるが?』と述べても、
え?それをなんとかするのが、あなたたち専門家の仕事でしょ?義務果たしてくださいよ。
と。非常に驚いた表情で言い返される方が少なくないのである。
療育とは、何か。
それは、何かを特別に施すと『良くなる』というものではなく。当たり前なことが当たり前に出来ないわが子のために、フツーとは違うアプローチをする、その方法のことなのだが。
従って、義務は職員では無く。育児の責任者たる親が子育ての義務を負うものであり。
いやいやいや。お前こそ、親の義務果たせや?
と言いたくなるほどの。…まぁ、みっくは発達障害児の親たる当事者ですから。フツーに思うワケです。『なんたる無責任な親』と。
で、こんなお母様、発達検査の結果を見ては批判されるのである。
『この数値、前回より下がってますよね。何故ですか?』
もしもーし。家庭教師じゃないですよぅ。