ノスケは中学3年生でT先生に出会う。教師らしく見えない外見⇒失礼…でもロン毛のイケメンで口調がチャラいので(笑)
『あのさぁ、いちいち相手に反応するのって、マジ子供なワケよ』言うことはマトモでよかった(^_^;)⇒私かなり失礼…
相変わらずちょっかいをかけてくる奴らは居たが、ノスケは無視していた。
ある日ノスケを『白ブタ』と罵った奴に、たまたま側にいた悪ガキグループが不思議そうに問い返した。ノスケ太ってねぇよ、お前の方がデブだしよぉ。
聞いてノスケは吹き出した。笑うノスケに、悪ガキは『俺、変なこと言ったかぁ?』
他の子供達は、『たしかに!ノスケよりお前がデブだ!』と一緒に笑った。最初に白ブタと罵った奴は俯いてしまった。
ノスケは笑いながら彼に言った。『僕は太ってたね。でも2年も前のことだ。いつまで言うの?』うるせえ!
『言われて腹が立つなら自分も止めたら?ちなみに僕はお前を一生忘れない。ブタ、キモい、死ね。どれも全部お前が言った言葉だよね。言葉にしないかわりに、僕は心の中で常にそう思っているよ。』静かに語るノスケに、彼はもう何も言わなかった。ノスケの言葉は、その場の全員が黙って聞いていたのだ。
『何でもかんでも言えばいいってもんじゃないよ。お前はお前。あいつはあいつ。考え方って絶対違うからさぁ』T先生の言葉は、いつもノスケを納得させるものだった。
『冷静に話すのさ。お前の方が上に立つんだ。みんながお前を認めるようになる。大人になるんだ、ノスケ。』
それはまるで予言のように。T先生の言葉は全部その通りになる。
『僕、今日からノスケと一緒にお昼食べてもいいかな?』イジメっ子達の仲間だ。勝手にどうぞ。ノスケは素っ気ない。
イジメは無くなっていく。ノスケが相手にせず知らん顔をするので、周りの子供達がイジメっ子を笑うようになった。
逆にイジメっ子が浮いていく。イジメっ子のグループは一人ずつ減っていき、嫌なことをしなくなった。彼らも大人になったのだ。
そうして中学を卒業するとき。ノスケはこう言った。
『僕のこの3年間は助けられてばかりだった。いつもたくさんアドバイスしてくれた先生、時に厳しく言ってくれた先輩。それから、時にいがみ合うこともあった友達。今は全てが思い出になった。みんなに感謝してる。本当にありがとう。』
気づかされた3年間だった。一人じゃなく皆と一緒に成長するのだ。ノスケは卒業生代表だったのだ。