漢方アロマの面白さ。 | 月のおとだよりー漢方アロマセラピスト・グリーフ専門士 miho

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愛知県日進市にある小さなサロン・スクールです。
ここは、植物、香り、音…自然の力でこころとからだをゆるめて満たす,
あなただけの3rd place。

東洋医学とアロマ、日々の食事。心とからだの声を聴いて、自分を大切にすること。
大切なものを見つけにきませんか?

今日はいいお天気になりました晴れ



本当は出産で里帰りしている後輩に会いに行く予定でしたが、胃腸風邪菌がまだいるかもしれないので新生児に会うのは自粛することに…



人混みも避けたいし、のんびり家で過ごしています。





明日は普通に出勤で、レッスンのない貴重な土日休みだし。





それに17日から水星逆行期間なので、無理して動かないに越したことはありません。



この逆行中に起こりやすいのは、
・情報の混乱
・通信機器の乱れ
・交通が乱れる
・デジタル機器の故障、不具合
・計画がなかなか進まない
・コミュニケーションの行き違い
・やり直しや手戻りが発生する
 
 
など…
まさに17日から2日間、家の中が業務停止状態だった我が家。情報の混乱とか計画が進まなかったり、思い当たることけっこうある。




でも、この時期にした方がいいことも。
 

復習や計画の見直しなどは適しているそうです。




漢方アロマの中級コースもあと残すところ4レッスンで今まで学んだ集大成、総おさらいに入ってきました。



来月試験なんて、信じられない滝汗




先日は、和歌山から受講されている方と一緒に実技のレッスンでした。




より実践的な内容になってきていて。




この日は、ひとつのお悩み症状、たとえば『頭痛』や『月経痛』『ストレス』(全部女性あるあるですね)に対するアプローチ法でした。




中医学では、ひとつの症状も原因はさまざまと考え、どのタイプかを探りその根本からの改善を目指していきます。

 

漢方アロマでも然り。



たとえば頭痛。


『血』や『気』が足りない『気血両虚タイプ』なのか

『血』の巡りが悪い『瘀血タイプ』なのか

『気』が滞っている『気滞』タイプなのか

それとも単なる風邪か
(風邪でも寒さが原因のものと熱さが原因のものとあります)


それによって選択する精油が変わってきます。



月経痛も

『気滞瘀血』タイプ

『陽虚』タイプ(冷えが強くて痛む)

『気血両虚』タイプ


と、それぞれの原因に対し精油を選んでいくので、同じ症状でもブレンドするオイルは1人1人違うのです。



そして実技も、背面(背中〜脚)、表面(脚〜デコルテ、ヘッド)と今までの復習を通してやることで、苦手なところや細かい手技のおさらいができました。



お相手の方は、もうすでに自宅サロンをプレオープンされており、講座やイベントも経験済みで、いろいろお話を伺ってとても参考になりました。

 




ところで今、レッスンと同時に課題が出ています。



毎回症例やリクエストを想定して、それぞれブレンドオイルを作り、選択した精油とその理由をあげる、というものです。






ケース①

『甘い香りで癒されたい』というリクエスト。



…この場合、『甘い』香りのフローラル系の精油から選ぶことが多いかなと思います。



が、漢方アロマ的には、『甘い』香りを好むのは身体理由、原因があり、それを中医学の視点から考えます。


心身共にかなり疲労していて、ストレスが溜まっているのかも…となると


ストレス→『肝』
甘いものを好む→『脾』
 
 
に帰経する精油から選択し、中医学的なはたらきとして、理気、利湿、養心安神するような精油を選んでいくわけです。





ケース②


『スッキリした気分になりたいからさっぱりした香りで施術してほしい』



…これも中医学的にみると、気や滞っている『気滞』、湿が溜まった『痰湿』の状態かな?と推測できるので、気を流したり、湿を取り除くような精油を入れていきます。
(本来はもっとカウンセリングで問診したり舌診したりします)



そこに、温性や涼性なども考慮し、疏肝、理気する柑橘系や、カンファー、シネオールを含むような精油をブレンドしてみたり…



それ以外にもノートやブレンドファクターも考慮しなければいけないので難しいですが、楽しいです。




それをグループLINEのノートに書き込んでいくので他の生徒さんの回答も見ることができるのですが、ひとつのテーマでもまったく同じブレンドは一つもなく、他の方のブレンドやその理由もなるほど〜と納得したり、こんなブレンドもあるんだなぁ、と自分にはない発想や、先生の講評で先生の実体験からリアルな情報を知ることができてとても刺激になります。





こんなふうに、ただ額面どおりに受け取るだけではなく、その奥にある身体のサインを読み取ってそこへアプローチしていく。




それが漢方アロマの面白いところかなぁと思います。




家でもオットにトリートメントの練習台になってもらっているのですが、アロマの香りで癒されるのはもちろんですが、アロマにあまり興味のないオットでも経穴を捉えて経絡に沿ってトリートメントしていくのでヘッドになると必ず寝ます…


 

私もやってもらいたい〜。。。と思いながら、家族や大切なひとの身体や心をケアできる、漢方アロマに出会えてよかったと思うこの頃です。