子宮中隔切除術体験記 | 心に寄り添うピアニスト山口美智代の妊活日記

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心に寄り添う音楽ピアニスト山口美智代です。
2022年3月と2023年1月に2人の天使ママになりました。
現在、不育症の治療をしながら妊活中です。
少しでもこの情報がお役に立てたら幸いです。

2人の天使ママ・不妊不育治療中の心に寄り添うピアニスト、山口美智代です♪

 

先日、子宮中隔切除術を受けてきました。

この手術を受ける前にいろいろ情報を探したのですが、そもそもお医者さんからの発信も少なく、実際に手術を受けたことのある人の声も少ないので、不安はめちゃくちゃ大きかったです…

 

今まで大きな病気をしたことがなかったので、流産のとき以外で入院・手術をするのは生まれて初めて。

妊娠を考えなければ健康な身体なのに手術をするというのはとっても怖かったです。

 

旦那さんや両親とも相談し、手術せずに授かる確率の低いまま治療を続けるよりは、手術して少しでも妊娠確率を上げて治療を続けるほうがいいという結論になり、受けることを決意しました。

 

不育症の検査で中隔子宮と診断された方や、手術をするか迷っている方の参考に少しでもなればと思い、体験記を綴っていこうと思います。

 

手術を決意するまでのことはすでに今までのブログに書いていますのでそちらを読んでみてください。

 

【手術説明から入院前日まで】

手術説明の日に「ジエノゲスト」という、子宮を薄くする?お薬を処方され、当日まで飲み続けました。

 

副作用として少量の出血があるとのことでしたが、わたしの場合は最初の数日のみ少量の出血があったものの、その後は特に問題ありませんでした。

 

正直、不妊治療を始めてからいろんな治療や薬を飲んだりしていろんな副作用を感じてきたので、ちょっとした体調の変化が薬のせいなのか、PMSなのかわからず、おまけに気圧による頭痛やハウスダストアレルギー?の症状もあって、この時期はメンタル管理も大変でした(汗

 

ただありがたいことに自宅で集中できる制作系のお仕事をいただいていたので、仕事のモチベーションも上がったし気持ちも紛れました。

 

【入院当日】

入院当日、お昼まではいつも通り過ごして大丈夫とのことだったので、朝ご飯を食べた後、いつも通り家事をしてそのあとはまったり過ごして、昼ご飯を食べ、指示通りシャワーを浴びて荷物の準備をして、旦那さんに送ってもらい病院へ。

 

受付を済ませ、病室に案内されて、まずは施設の説明と3日間の流れについてのオリエンテーション。

 

さすがに産科なので長く入院されている方はおらず、妊婦さんとも部屋を離してくれていたので大部屋だけど一人占領状態でした。

 

旦那さんが帰宅後、子宮口を広げる処置へ。

 

これ、流産の時の手術でも経験済みなのですが、めちゃくちゃ痛い。

わたしは生理痛がわりとひどいほうですが、それでも痛い。

 

処置の後鈍痛が続いていて、しばらくベッドでうずくまっていました。

 

見回りの看護師さんに言ってロキソニンを出してもらえることになり、夕食後はそのおかげで痛みもなくゆったりと過ごせました。

 

この日の夕食はやはりこのあと絶食のために少し控えめ。

 

ショウガがたくさん入っていて身体がポカポカでした。

あと、ライチを果物として初めて食べた(笑)

 

その後は抗生剤や胃薬を飲んで、22時以降から絶食でした。

 

消灯は21時でしたが手術の緊張かなかなか眠れず…結局いつも寝ている0時くらいまで目が冴えまくっていました。

手術は体力使うから早く寝たかったのに…(笑)

【手術日】

翌日も早朝に目が覚めてしまい、看護師さんの指示で体温と血圧の測定、そしてシャワーを浴びに行きました。

 

そのあと点滴開始。

点滴は人生で2回目ですが(1回目は同じ病院での流産手術のとき)やはり針を刺してからすぐは違和感だらけで気楽に腕を動かしにくく、トイレに行くのも一苦労(笑)

 

手術の始まる午後までは空腹に耐えながら本を読んだりスマホで漫画を読んだり…

 

ようやく手術の時間になり、手術室のある階へ移動。

保証人の旦那さんがロビーに来ていたので、処置室に入るまで看護師さんの配慮で少し旦那さんとお話できました。

 

そして、手術開始。

看護師さんたちにされるがままに手早く手術のための器具の取り付けなどをしてもらいました。

 

看護師さんたちが明るく和ませてくれたので少しリラックスできました。

麻酔が効き始め身体が痺れてきてからは意識がありません。

 

朝の担当の先生の話では早ければ30分で終わるとのことでしたが、慎重にやってもらったのか旦那さんによれば1時間くらいかかったとのこと。

 

次に意識が戻った時は手術室から病室に移動するときで、旦那さんと、急遽駆けつけてくれた母の顔が見えた瞬間、下腹部の鈍痛でそれどころじゃなくなりました。

 

また意識が飛んで、次に意識を取り戻した時は病室のベッドに移してもらっているときで、とにかく下腹部の痛みがひどく、体をくねらせて唸っていました。

 

鎮痛剤の点滴がようやく効いてきて、手術後2時間後くらいには生理痛のときの痛みくらいに落ち着き、夕食の時間にはだいぶ痛みも和らぎました。

 

1日ずっと絶食だったのでこの日の夕食はすごくうれしかったです。

 

この日の夜はさすがにぐっすり寝れるかなと思ったのですが、夜中にお産があったのか、下の階の赤ちゃんの泣き声や看護師さんのバタバタする音が気になり眠れませんでした。

【退院日】

翌日朝は採決と点滴をし、退院前に朝食をいただきました。

めちゃくちゃ美味しかった(笑)

 

その後、術後の診察をして問題なかったので午前中に精算を終え、無事退院となりました。

 

二泊三日、関わってくださった看護師さんも主治医の先生もとても親切で、治療に関わる痛み以外のストレスはほとんどなく、有意義に過ごすことができました。

 

手術は終わったものの、治療はここからスタートです。

授かる確率は上がったものの、確実に授かれる保証はないです。

 

けど、ここまで痛みに耐えたんだから次は妊婦さんとして入院したいなと思いました。

 

決して不幸自慢とか説教とかをしたいわけではないですが、命を授かることや生まれることが簡単じゃないことを少しでも知ってもらえたら嬉しいなと思います。

 

最後までできる限りのことを頑張っていきたいと思います。

 

次のブログで術後の経過などについても書こうと思います。

 

今日はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。