ハッドロウVR CS | つじまる備忘録。

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今日もゆくぞ!卓球番外地。とあるペンドラの孤高なる記録。

木材5枚合板というラケットに魅了されて

その世界に足を踏み入れてからというもの、

行きついた先はハードウッド5枚合板である。

 

卓球を再開し始めた当初は到底扱えないであろうと

思っていたあのラケットを、今では使っている。

バーンOFF、ワルドナーOFF、ゴヤバウ5、

馬林エキストラオフェンシブ、アゼリアオフェンシブ、

インフィニティ、エタニティ、そしてエメラルド…。

 

かつて世界を震撼させた名作の中に木材5枚合板もある。

現代では特殊素材のラケットが人気のようですが

ワタシは木材5枚合板をこよなく愛している。

 

日本が誇る卓球メーカー・バタフライにも5枚合板はある。

そう、それがハッドロウVRだ!

残念ながら昨年2021年にCS(中国式)は廃盤になってしまったが

まだ在庫があるお店から入手しました。

「純木材に秘められた可能性を追い求めて誕生」

「トップを取る木材のみの合板ラケット」

売り文句から名作のニオイがプンプンしますな。

 

上板がウエンジ材で硬そうなビジュアル。

デザインもシックで落ち着いた感じです。

バタフライの中国式はブレードが少し四角っぽい。

同じバタフライのラケットなら問題なさそうですが

他のメーカーとブレードの形が違うので、

貼ったラバーの転用ができない点は要注意です。

以前購入したインナーフォースALC.Sも四角っぽい形でした。

板厚5.9ミリ。

薄過ぎず、厚過ぎずの絶妙な厚さだと思います。

ラケットの硬さに対するバランスもGOODだ。

よくみると芯材が厚めの板構成です。

バタフライの中国式グリップは角ばっていて、四角っぽい形。

丸い楕円系が好きなは人には違和感あるかも。

グリップの素材も硬い木材が使われていて、高級感があります。

さすがバタフライ、細かい所までちゃんとしてる印象です。

グリップ裏側には小さなホログラム・レンズ。

このグリップ材も全体の重さの原因かも。

↑グリップの四角っぽい感じ。

以前でしたら手に馴染むようにグリップの柄を削りましたが、

現在のワタシは人差し指が当たる所だけで

他は削りません、極力そのまま使います。

 

フォアに紅双喜の省狂NEO3(40度)

 

バック(裏面)にJOOLAのリズム425(2.0mm)

まずはこの組み合わせで使ってみます。

ラケットが92gもありラケットプロテクト塗って94g…

総重量190gという激重ラケットになってしまいました。

ここまで重いのは初めてですが、何事も経験です。

これでやってみます。

 

< 感想 >

ハードウッドらしく、カンカンと高い音が鳴る。

弾きが強くて、飛び出しが早い。

ブロックが攻撃的になるのがいいですね。

硬さの感触でいうと、エバンホルツNCTⅤよりも硬いです。

フィードバック(しなり)を、ほとんど感じない。

それくらいに硬い。

狂颷皓2(656)程の硬さはないかな…

すごく木の材質が詰まってるように感じます。木の質がイイ感じがします。

バタフライ・クオリティとでも言いましょうか。

全般、弾道が低くなるので鋭い球が飛んでいきますが

レシーブがちょっと難しい。

しっかり入れることができれば、攻撃的なレシーブになりますが

弾きが強い分、浮かしてしまったり、ネットに引っかかったり、

シビアな部分もありますね。サーブも同様です。

フォア前に短いサーブを出すのがいつもより難しく感じました。


< ラバー >

狂飈NEO3の弧線が出すぎる所が、個人的には好きではないのですがハードウッドと合わせると多少弧線が抑えられていいですね。

狂飈NEO3が弧線が出るのと、ハッドロウVRは飛距離が出るので前陣で強打は少し気を使います。

裏面のリズム425は弾みが少し弱いと感じます。咄嗟のブロックで当たるだけだと少し下がった所ではネットを越えません。

裏面は高性能なスピンテンションを貼りたいんだけど、重量を考えるとナカナカ難しいですね。

以前よりリズム425は気に入ってたんですが、今ではもう少し弾んでほしいと感じるようになってしまった。張り変える予定。