ナルコ師匠にお相手願って練習して参りました!
前半はエメラルドVPS Ⅴ(バトル2省39度、テナジー05FX)を、
後半はエバンホルツNCT Ⅴ(北斗40度、クァンタムXプロソフト)使用。
現在メインラケットである
スティガ エメラルドVPS Ⅴとの比較をしてみました。
板厚はエメラルド6.2mm、エバンホルツは5.9mm。
●まずフォア打ちから…
「しなり」を感じるだろうな〜と思ってたら、
こりゃ、しっかりハードウッドですな。音もコン!と高めの音だ。
言うまでもなくエメラルドよりは弾きは控えめで
エメラルドより弧線はあって上に飛ぶ感じがする。
弾道自体は低くもなく高くも無い。
弧線がすごく出るというワケではないが
ハードウッド系の中では弧線を作りやすいと思う。
ハードウッド系にしては球持ち感がある。
それでいてしっかり打球感はハードウッドである。
●そしてバック打ち…
フォアよりもバック打ちの時に安定するなと感じた。
板が薄めの方がバックやりやすいのかな。
バックでドライブぶんぶん振りたい感じだったらかなりイイと思われる。
回転を掛けたり、飛ばしたり自分でコントロールしたい人は良いと思う。
ブロックはやはりエメラルドよりは飛ばなくて、よく言えば抑えが効くが
返しのスピードが割合ゆるい球になる。
エメラルドの方が攻撃的なブロックになるんだけど、
エバンホルツの場合は少し大人しい感じなので
少しボールを伸ばすように意識して打った方がいいのかなと思う。
バックドライブでの下回転打ちもミスが少なくラリー展開がスムーズ。
●サーブ、台上技術、その他
板が薄めだと切りやすいのはナゼなんでしょうね。
非常に回転を掛けやすくて長短、コースのコントロールがやり易いです。
レシーブも操作性がよくてすごく良い感触でした。
攻撃的な面より、レシーブや防御するシーンでの安定感を感じることが多かった。
結果的にラリーが続いて、オールでもそれを感じることが出来た。
エメラルドの方が一撃の威力、決定力はあるが、安定感はエバンホルツの方が上。
しかしエバンホルツはエメラルドより威力が落ちてラリーの応酬になるから体力勝負になる。
ついでにラバーの感想も書き留めておきましょう。
●銀河 北斗40度MAX (Yinhe Big Dipper )
最初は狂飈かバトル2を貼ろうかと考えていたが、在庫に北斗があったので
久しぶりに使いたくなった。紅双喜ユーザーからすると銀河やSWORDは低評価だが
個人的には銀河は数年前から品質が良くなっていて趣味であれば十分な性能だと思う。
現在では北斗2や北斗の別Verも発売されているが、そちらはまだ使ったことは無い。
試作版の北斗3は、シートの粘着感が薄くて弾みもイマイチでした。
この北斗は神弩海綿という中国ラバーらしいミッチリ系のブルースポンジ。
食い込みの良いスポンジではないがコシがあって、強打の時にロスなく弾む。
シートは硬めで堅牢。テンションのような軟らかいシートでグリップする感じではなく
硬いシートで擦る感覚。ミートも面のブレ感がなくチャンスボールは叩きやすい。
下回転打ちでのループドライブは、ブロックやカウンターされても
相手がオーバーするくらい掛けることができる。
しかし、粘着ラバーの代名詞「狂飈」と比べると幾分マイルドな使用感。
多少の使いやすさと引き換えに、回転量は狂飈には劣る。
マイナーではあるが価格も安くコストパフォーマンスに優れていると思う一品だ。
中国粘着ラバーらしい粘着ラバー。耐久性の面も悪くない。
●ティバー クァンタムXプロ ソフト 2.0mm (Tibhar Quantum X Pro Soft)
2021年5月に日本で発売された硬度42.5のペン裏面(バック)にピッタリなラバーだ。
厚さ2.0ミリで重量45gなので軽いラバーではない。
メインラケットでバック面に使用してるテナジー05FXとの比較すると
確かに軟らかいが05FXより食い込み感が無く、打球音が鈍い。
ティバーのシートがガッチリしているエボリューションシリーズもそうだが、
ティバーの製品はコシが強く簡単には食い込まないイメージがある。
05FXの方がギュっとつかんで回転を掛ける感触と快音が鳴る。
全体的にボヤッとした打球感なのはティバーの製品っぽいなと思った。
打球音だけで言うならクレイジーブル(硬度42.5)の方が良い音が鳴る。
何かが突出して良いという感じではなくて、「安定感とコントロール性能を最高峰まで引き上げた」
という 売り文句通りにコントロール性能はすごく良い。
それでいてしっかり球をグリップし、下回転打ちも落ちる様子も無く
回転が掛かって飛ばす事が出来る。相手からするとちゃんとボールは伸びているようでした。
安定良し、コントロール良し。ロゼナ以上の回転量はあるように感じました。
オールした時に、このラバーの良さ。全体的なミスの少なさを感じます。
あとは若干、弧線が低いかなといった所です。引き続き使ってみたいと思います。
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