ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、報告いたします。
藤井聡太棋王に、伊藤匠七段が挑戦する、
第49期A棋王戦コナミグループ杯。
3月17日に2勝0敗1分で迎えた第4局で藤井棋王が勝利し
防衛を果たしました。
第1局:2月4日(日) 富山県魚津市・新川文化ホール
先手:藤井棋王 戦型:角換わり腰掛け銀
藤井棋王△×伊藤匠七段△(129手持将棋)
第2局:2月24日(土) 石川県金沢市・北國新聞会館
先手:伊藤七段 戦型:角換わり腰掛け銀
伊藤匠七段●×藤井棋王○(94手)
第3局:3月3日(日) 新潟県新潟市・新潟グランドホテル
先手:藤井棋王 戦型:角換わり腰掛け銀
藤井棋王○×伊藤匠七段●(105手)
第4局:3月17日(日) 栃木県日光市・日光きぬ川スパホテル三日月
先手:伊藤七段 戦型:その他の戦型
伊藤七段●×藤井棋王○(114手)
棋王初防衛を果たすとともにタイトル戦の連勝記録を
自己記録更新の21としました。
伊藤七段は第1局目に負けるよりは引き分けがいいだろうと
持将棋に持って行ったらしいんですが、藤井棋王は
どう相手を詰ますか考えていたけど流されたって
話ですね。
永瀬九段などは勝負に懸けるものがあるので良いと思うのですが
作戦で持将棋に持っていくのはあまり好きじゃないですね。
先手番に『角換わり腰掛け銀』を選ばれると後手番としては
勝つ確率が下がるので仕方ないとは思うのですがね。
藤井棋王が後手番で『腰掛け銀』を受けても勝ち切ってしまうところ、
カッコよくて好きだし、横綱相撲ならぬ将棋だなと。
第4局ではかつて追い込まれた『村田システム』を参考にするなど
柔軟な指しまわしに感動しました。
藤井棋王防衛おめでとうございます!!
そしてお疲れさまでした。