こんにちは。
インテリアプロデューサーの
香取 美智子です。
これまで1,500件以上のインテリアを
手掛けてきた経験から
お部屋や暮らしの悩みを解決し
心地よいインテリアになる方法を
お届けしています。
関西出張の合間に、
新しくオープンしたばかりの
大坂中之島美術館に行ってきました。
特に目的があったわけでもなく。
ふらっと立ち寄ったのですが、
感動の連続でした✨
今、開催しているのは、
Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり
構想から40年というだけあって、
名作の数々をこんなにいっぺんに
鑑賞できるなんて
『郵便配達夫』佐伯祐三
佐伯祐三は、30年という短い生涯を
芸術とパリに捧げた画家。
その佐伯祐三の作品を収集した
山本發次郎の言葉が心に響きました。
収集もまた創作なり
北欧のスウェーデンでも
数年前からミニマリストより
「モノをもつことは暮らしを彩る」と
ライフスタイル提案が変わってきています。
昨今は断捨離一辺倒ですが、
自分なりの「選択の基準」をもって集めれば、
それはクリエイティブな
人生につながるんですよね。
『白孔雀』石崎光瑤
色の美しさ、繊細さ、大胆さは圧巻。
余りの美しさにしばらく動けませんでした。
別途料金600円かかるけど
音声ガイドを借りるのがオススメ!
作者の意図や技法、
作品のストーリーを知ることができ
「新たな視点」が生まれ、
アートを心から堪能できます。
『複雑なる想像』花輪銀吾
写真家:花輪銀吾によるコラージュ作品。
個人的に
この方の言葉がイチバン
心に残りました。
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芸術上の創造は
描くことばかりではない。
「選ぶ」こともある。
筆をとらなくても
コラージュすることも
ひとつの個性の所作である。
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インテリアコーディネートって
すでにあるモノの中から
まさに「選ぶ」こと、なんですよね。
でも、その選び方、組み合わせ方で
芸術的にもなる。
今、私が主宰する講座
コンセプトインテリアアカデミーは
自宅をセルフインテリアプロデュース
していくために、
コラージュ(切貼り)をするんです。
これが、自分の「好き」とか
「個性」の発見になり、
「自分らしいお部屋」のもとになるんですよね。
今、コンセプトインテリアアカデミーの
募集はありませんが、
自分らしいお部屋づくりのヒントは
メルマガで詳しくお届けしています。
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『レディ・メイドの花束』ルネ・マグリット
マグリットおなじみの山高帽の男の背中には、
ボッティチェリの『春』にも登場する
女神フローラが描かれています。
この絵の意味するところは…?
それは、ぜひ美術館で
『オミクロン』モーリス・ルイス
時代だけに(?)、人だかりができてました(笑)
この作品で、『オミクロン』の言葉の意味を調べましたよ
広告宣伝からみるアートの視点もあって。
ミュシャが世界的に名をはせる
キッカケになった舞台広告の作品とか
日常の中のアートがたくさん見れます。
1964年の東京オリンピックの広告アートが
オリンピック史上、世界初の手法が
用いられていたなんて知りませんでした。
日本のクリエイターもすごいんだなあと
誇りに思えます。
『ミスブランチ』倉俣史朗
映し出されるバラの影が
なんともいえない美しさ。
この他、リートフェルトや
マルセル・ブロイヤー、アアルトなど
名作椅子・食器棚・デスクの数々が
展示されていて、驚きました。
今回の展示だけで家具展が
できるんじゃないの?というくらい。
一同に見ることができます。
これで、所蔵の一部だなんて
食道楽だけではない
大坂の魅力を再発見。
美術館で美しいものに触れ
静かなひとときを過ごすと
枯れた心を潤わせ
ざわついた心を
落ち着かせてくれますね。
カワイイバナーができました♡
興味のあるものにはぜひ登録してみてくださいね
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