新学期!子ども部屋づくりの成功の秘訣 | ふしぎと夢が叶う人のインテリア―北欧と日本、ときどきパリ

お嬢さんが中学入学され、来客用の和室を子ども部屋に変えたいとのご依頼がありました。

 

 小学校の間はリビングで勉強する方が効果的なことが多く、中学入学時が個室を与えるベストタイミング。

 

 自分のことを自分でコントロールできる年齢だし、 思春期で親には内緒にしたいことも増えてくるからです。 

 

今日は、LINEビデオ電話を使って、現調&ヒアリング。

 
お嬢さん「おばさんっぽくないインテリアがいいの」

私「おばさんっぽくないインテリアってどんなの?」

お嬢さん「カーテンから明るい陽射しが差し込むさわやかな感じ」

おお。ちゃんとイメージがあるんだなあ。

私「好きな色ってある?」

お嬢さん「白を基調にしたインテリアがいい。ピンクは好きだけど、子どもっぽくなるから、大人っぽい女性らしいインテリアがいいの。」

ほうほう、おばさんではなく、お姉さん的な感じね。


私「床はこんな色で、壁はこんな色かな?カーテンはこんな色にこんな装飾モチーフをつけるのはどうかな?」

お嬢さん「そうそう!そいういう感じ!!!」

目がキラキラと輝く。

「ベッドはお友達がよく泊まりに来るから、下からもうひとつベッドがでてくるタイプがいいの。」

「それとね、この鏡は置きたいんだー♡

おしゃれに目覚めるお年頃だもんね。

子どもといえ、自分の「好き」とか「こんなで部屋過ごしたい」っていうのがちゃんとあるんです。

こうやってつくっていくと、子どもにとって部屋は「自分の城」。

自分の部屋に愛着をもつので、自分で管理するようになるし、一人部屋に閉じこもりたいときの「安心のシェルター」になります。

このクライアントが素晴らしいのは、親が望むインテリアは全く違うのだけれど、お子さんを主体に希望を尊重していること。

これが成功の秘訣です。

唯一希望されたのは、「隣接するリビングのインテリアと調和がとれていること」。 それだけでした。

 

そして、事前に送られてきた資料がカンペキ!! 平面図・展開図・電灯配線図に内装仕上げ表などバッチリそろっている。



この状況下でもご提案や見積もり作成などして進めることができます。


これもスムーズに進む成功の秘訣です。


しかも、縮尺が合っているA2サイズとこちらが提案しやすいようにとA3とA4に縮小した図面のコピーまでついていました。


ありがたい限りです。


みなさん、おうちの図面書類一式は大切に保管しておいてくださいね。


のちに重宝します。


あ、でも図面などがなくてもインテリアプロデュースはできますよ。 ご安心を。


お嬢さんの喜ぶ顔が楽しみだなあ♡