これを記念して、私が企画・プロデュースをしている「北欧の暮らしをめぐる旅2019 VOL.6」では、フィンランドの一般家庭やデザイナー宅を訪問します。
そこで、今回はフィンランド独立100周年を記念した「北欧の暮らしをめぐる旅2017 VOL.3」でも訪れたフィンランドの旅をご紹介していきますね。
ヘルシンキのヴァンター空港降り立って最初の印象は「小さいなあ」でした。
国際空港とは思えないコンパクトで迷子になりようのない安心感。素朴で自然体なデザインで、なんだかほっとしたのを覚えています。
空港はその国の玄関口なので、デザインにも特徴が出ます。ガラス天井に布をくるんだようなあかり。そこから漏れる優しい光は日本の行燈を思わせます。

白を基調としたカフェのインテリア。

このようなインテリアになっているのは、冬の暗い憂鬱な季節が長く続く北欧では、少しでも多く光を取り込み、光を柔らかく乱反射させて室内を明るくする工夫のひとつでなのです。
照明器具で煌々と明るくするのではなく、あくまで自然光とあかりの広がり利用して柔らかい光で包み込む。

壁や扉にそのままアートをほどこし、お金をかけずに気軽に楽しむ。
北欧ではデザインは「おしゃれ」のためではなく、暗くて憂鬱という暮らしの問題をデザインで解決し、人々の心を満たすためのインテリアになっている
だから、私たちは北欧のインテリアに心が惹かれるのかもしれません。
続きはまた明日!