富山でにっぽんとファブリックの魅力に出逢いました! | ふしぎと夢が叶う人のインテリア―北欧と日本、ときどきパリ

ゴールデンウィーク最終日。
黒部立山アルペンルートに行ってきました。

 

アルペンルートの富山県側入り口、立山駅の構内で思わず心を奪われてしまったファブリック(布)のタペストリーがありました。

その名も「富山もよう」。

2014年、富山県の地方新聞「北日本新聞」が創刊130周年を記念して

「富山もようプロジェクト」と題して取り組みがはじまり、富山の風景や日常を布に描いたものです。
 

デザインを手掛けたのは世界で活躍するデザイナー:スズキマサル氏。あの北欧フィンランドのブランド:マリメッコのデザインも手掛けられている方です。

 

GARASU:富山でつくられる「ガラス工芸」

 

「富山の誇り」を布に描き、空間に飾る。

それだけで、富山の魅力が伝わってきます。
 

しかも高い壁のところに飾られているので

これから始まる旅へのワクワクが高まるデザイン効果も!
思わずお土産も買ってしまったので、販促効果もありますね(笑)


SHINKANSEN:北陸新幹線と桜


TATEYAMA:豊かな山々を描いた「立山連峰」

 



SYURAKU:日本独自の建築様式が残る五箇山合掌集落

 

北欧では、自国で生み出されるものに誇りをもち、大切に引き継がれています。また布のもつ柔らかさや彩りある色は、私たちに癒しを与えてくれるんですよね。

 

KAISEN:氷見ぶりにかにと豊かな富山の海鮮


 

MIZU:富山の海や川を流れる豊かで清らかな「水流」

 

お米や日本酒が美味しいのもこのおかげ。
 

 

「富山」と「北欧」というと一見結びつかないような気がするでしょうか?実は、富山はの冬は一年を通じて日照時間が短く、冬は厳しい寒さが続きます。雪の大谷では、16メートルの積雪をみることができました。





北欧もまた同様で、一年を通じて日照時間が短く、冬は太陽のない暗く寒い日々が続きます。冬は15時になるともう真っ暗!

 


だからこそ、北欧では日常に「美」と「楽しさ」を与えてくれるものとインテリアはとらえられています。

 

 

 

お金持ちで人より優れていることを示す「権威の象徴」ではなく
誰かによく見てもらうための「おしゃれ」でもなく
生活者である「わたし」の「心の内側から満たす」ためのインテリアなんです。
 
言い換えれば、インテリア=セラピー。
 



RAICHOU:富山県の鳥である「雷鳥」


SHIROEBI:県の魚であり名物の「白えび」


 

私も仕事で一般のお客様のお部屋のインテリアをつくるときは

その方やご家族のもつ「個性」を

 

企業のブランドづくりをするときは

その企業と地方のもつ「魅力」を
 

デザインに反映するようにしています。

 

そうすることで、自分を含めた愛するすべてのものに

誇りがもてる―そんな日々をお届けしたいと思っています。

 
インテリアに布を使おうと思ったら、パネル・タペストリー・カーテン・テーブルクロス…いろいろあります。

インテリア空間に布を採り入れてみる。
あなただったらどんな色、どんな模様をを選びますか?

いいなと思った色の組み合わせや模様のカタチは
あなたの「好き」の手がかりが詰まっています。