中南勢音頭通信  復帰1 見せる踊り | 私が言っては遺憾会(中南勢音頭通信)

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中南勢地域における音頭・踊りの紹介をベースに
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顔ぶれはすっかり変わっていた。それより、何より変わっていたのは音頭と踊りの勢力図である。過去の記事で、音頭には「聴かせるための音頭」と「踊らせるための音頭」があると述べたが、踊りにも、やはり二種類あると気づかされた。つまり「純粋に踊ることを楽しむためのもの」と「ひと様、お客様に見せるため、見ていただくためのもの」の二種類である。それまでの私の踊り・音頭人生でのそれは、疑いなく「楽しむためのもの」であった。しかしながら20年ぶりに戻った古巣は「見せるための踊りを研鑽する場」となっていた。それに対して、はじめのうちこそ強い違和感を持ってはいたが、次第に納得できるようになっていった。というのは、この会の会員が踊る機会というのはステージの上とか招待、要請を受けての披露とかの機会が圧倒的に多いのである。この地域の伝統・伝承文化の保護・保存という位置づけもあり、これはやはり時代の流れ、かつ、要請であると承知した次第。

・・ではあるけれども・・・本心は、また、別の言葉を探してはいる。

踊りの主役は、やはり、若い衆であってほしい・・・・無理だろうな。