中南勢音頭通信   長嶋茂雄 1 信者 | 私が言っては遺憾会(中南勢音頭通信)

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1958年、昭和33年、ブログ主10歳、小5の時、長嶋プロデビュー。オープン戦から異様な熱気が漂っていた。うちにテレビはなかったがラジオ放送を聞いていた。「今日も長嶋(ホームランを)うちました。」アナウンサーも声を上ずらせていた。

そして開幕戦、相手は国鉄スワローズ。ピッチャ―金田正一、日本プロ野球史上最高のサウスポーと対峙し、4打席4三振は、彼の誉れ高き伝説の最初のページを飾るにふさわしい最高の演出となったのである。

そしてこの年、ホームラン、打点の2冠を制し、打率も田宮健次郎に次ぐ二位であり、あと一歩で3冠王という成績を残したのである。とにかくかっこよかった。華やかだった。

このあたりのことはここで私がくどくど申し上げるまでもないことであろう。私もみんなと同じく、いやそれ以上に彼に心酔した。同じ人間だとは思っていなかった。スーパーマン、そう、ほとんど「神」であった。

いわば、この時点で私は「長嶋を教祖とする巨人教団の一信者」となっていたのである。