中南勢音頭通信  白鵬優勝 | 私が言っては遺憾会(中南勢音頭通信)

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非難ごうごうである。が、あえて私は弁護する。決して狙ったものではなかった。あまりにも明らかな突進体制に、体がとっさに反応したと見た。今場所の二人の体調から見て、まともに受けて負けることはなかったはずである。おまけに千秋楽である。確かにそれだけは残念ではあったが。白鵬も人の子である。力の衰えに不安を感じることであろう。久しぶりの賜杯への渇望が大きかったであろう。私は非難する気にはなれない。

それよりずっと気になることがある。先場所以来の琴奨菊フィーバーである。「10年ぶりの日本人出身力士の優勝」という言い回しである。何年か前に、八百長問題で賜杯の授与が行われなかったことがある。あの時の優勝も白鵬であった。あの時の彼の言葉を思い出してほしい。この人は本当に相撲を、そして日本を愛していることが、私にははっきりと確認できた、と信じている。それはまた、多くの外国人力士の中で白鵬だけが例外だとは私には思えない。愛されるべき日本である。日本を愛してやまない人の気持ちに冷や水をかぶせるような報道を躊躇することのない人の知性・感性を疑う。