道風国造 (1883~1955) 西黒部 引退踊り・昭和30年代後半頃
中井音太郎 (1894~1970 玉城町)・宮古の音さん(同業者内での通称、以下同じ)
松本岩松 (1895~1979 早馬瀬)・岩田漫才
稲葉孝佑(嘉四郎) (1901~1968 多気町) ・朝長(の稲葉)
中西辻三郎 (1906~1980 玉城町)・田辺(の中西)
山口重雄 (1909~1985 明和町) ・山口さん
伊藤安太郎 (1910~1946 松名瀬)・松名瀬(の伊藤)
大泉幸平 (1911~1996)、高須 ・こ~ちゃん
山川正治 (1912~1980)保津 ・保津 引退踊り1974
吉田留蔵 (1912~1993 明和町)斎宮の吉田
以上明治生まれ
笠原乙松 (1913~1990)東黒部 ・おとさん、かご屋さん
中川諒夫 (トシヲ 1914~1949 明和町)おいずのとしやん
西山三春 (1915~1985 明和町) ・三春(さん)
田中芳松 (1915~2013 旧三雲村・現松阪市)
中辻博 (1917~1985)西黒部 ・左官屋(さん)
道風茂 (1918~2010)西黒部 ≪酒井雲に入門、酒井子雲襲名≫
坂浦専之助 (1918~1997)上川 ・専ちゃん
北出三郎 (1923~1996)西黒部 ・サブさん ≪寿々木米若に入門経験あり≫
以上大正生まれ 以下昭和生まれ
西出元夫 (1928~2011)明和町
出口寿雄 (1933~2003 玉城町)
話の便宜上、この名簿での、明治生まれを第一世代、大正生まれを第二世代、昭和生まれを第三世代と呼ぶことにする。以下、このパズルの解説。
お分かりいただけると思う。こういうことなのだ。第一、第二の世代の音頭師にとっては音頭の手本となるのは、あくまで、浪曲/浪花節であり、そうでなくてはならなかったのである。