中南勢音頭通信 乗合舩 1 田中芳松 | 私が言っては遺憾会(中南勢音頭通信)

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中南勢地域における音頭・踊りの紹介をベースに
自由以上に思い切った発言を発信していくつもりのブログ

 

乗合舩

       

乗る人も乗せたる人も順にゆく
 

     

道とはしらで行くことの こころに乗らぬ人ばかり
 

 


 

それにはあらでこれは亦 乗合舩の浮きぞうすい
 

 

浮かれて遊ぶ盆心
 

 

オクリ
 

   


 

面白の花の都や祇園清水 地主の桜は真っ盛り 
 

 

山王の花の盛りに 猿が三百三十三匹さがった
 

 

真(大)猿めでたや子猿めでたや 後姿を見て貰え
 

 

日和見ている猿回し
 

       


 

やんらめでたややんらたのしや 千両や万両の見受け奴が参りて
 

この大黒舞をみさいな 徳和賀に御万才 年立ち返るあしたより
 

きみも若やぎ我等も若やぎ 誠にめでとう候ひける
 

 

はやす後ろに言触れの 後からはげる嘘ばかり
 

 


 

向かい通るは清十郎じゃないか 傘が 傘がよく似た菅笠が
 

さが松竹も似たぞやとささやく人の顔と顔
 

   


 

そこなは誰そや八瀬とみた 都にはやるしのぶ売り
 

 

買わんせんかいな しのぶれど色にでにけり陸奥の
 

 

しのぶもじずれ誰故に しのぶ縄手で火を灯す
 

 


 

朝日さすてふ浪の華 こころごころに乗り合いは
 

 

これからどちへ散りて行く 言葉の華と世の習い
 

 

多少の縁ともろともに能事ばかりへ
 

   

 


 
 

 

 

 


 

 

なお、前半の室内でのものは、は北西部地域のもの、囃、太鼓は荒木四郎
 

 

後半のライブは、1973年か1974年の西黒部でのものであり、最後の徹夜踊りの時であった。