乗合舩 |
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乗る人も乗せたる人も順にゆく |
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道とはしらで行くことの こころに乗らぬ人ばかり |
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それにはあらでこれは亦 乗合舩の浮きぞうすい |
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浮かれて遊ぶ盆心 |
オクリ |
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面白の花の都や祇園清水 地主の桜は真っ盛り |
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山王の花の盛りに 猿が三百三十三匹さがった |
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真(大)猿めでたや子猿めでたや 後姿を見て貰え |
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日和見ている猿回し |
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やんらめでたややんらたのしや 千両や万両の見受け奴が参りて |
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この大黒舞をみさいな 徳和賀に御万才 年立ち返るあしたより |
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きみも若やぎ我等も若やぎ 誠にめでとう候ひける |
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はやす後ろに言触れの 後からはげる嘘ばかり |
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向かい通るは清十郎じゃないか 傘が 傘がよく似た菅笠が |
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さが松竹も似たぞやとささやく人の顔と顔 |
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そこなは誰そや八瀬とみた 都にはやるしのぶ売り |
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買わんせんかいな しのぶれど色にでにけり陸奥の |
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しのぶもじずれ誰故に しのぶ縄手で火を灯す |
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朝日さすてふ浪の華 こころごころに乗り合いは |
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これからどちへ散りて行く 言葉の華と世の習い |
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多少の縁ともろともに能事ばかりへ |
なお、前半の室内でのものは、囃は北西部地域のもの、囃、太鼓は荒木四郎
後半のライブは、1973年か1974年の西黒部でのものであり、最後の徹夜踊りの時であった。