中南勢音頭通信   またいただいた飲めないお酒 | 私が言っては遺憾会(中南勢音頭通信)

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また、いただいた、飲めないお酒

またしてもである。私はお酒を好む人である。日本酒党である。このことは私以外の人も知っている事実である。それでよくお酒をいただくことがある。そのほとんどが飲めるものであったためしがない。なぜか。古いのである。今年も8月に頂いた。9月になって飲もうとしたら妙に黄色い。出荷日を見てみる、去年の11月であった。私の好きな「鉾杉」であった。しかも一級。美しく荷造りされている。どこかの酒屋で買われたものであろう。要は、その小売店の良心の問題なのだ。

日本酒を飲む人が激減しているという。その根本原因を指摘してみたい。ズバリ、酒は古くてもよいという迷信である。日本酒はワインのように保存成分を含まない。生ものなのだ。新鮮でなければならないものなのである。かつて、開栓しなければ大丈夫というデマが流れたことがあった。これは、古いものでも、売れ残りでも、仕入れたものは換金しなければ、という小売業界の事情から出たものであることは確かであろう。そこで、私からの提案として、メーカーさんにお願い。直接販売をしていただきたい。メーカーが集まってそのシステムを作っていただきたい。そしていつどのお酒を飲んでもおいしいという状態を作らなければ、日本酒の将来は本当に危ないものになってしまう、それが怖い。