中南勢音頭通信 (しょんがいの巻)6 | 私が言っては遺憾会(中南勢音頭通信)

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中南勢地域における音頭・踊りの紹介をベースに
自由以上に思い切った発言を発信していくつもりのブログ

 

人は踊ることを好むものです、特に女性にその傾向が強い、 ネ!
   

太鼓のリズムだけでも良い、上手な歌があればもっと良い、しゃれた文句がのればさらに良い、様々な謡いがあったはずです。

事実 私がまだ駆け出しのころ 同じしょんがい音頭であっても全く異質の謡いの方も見えました、今にして思えば あれがその昔のしょんがい音頭(ちょんがれ)の末裔であったのでしょう。

 

そして日本も文明開化、ラジオが普及し蓄音器というものが出まわるようになると、本物のしょんがい――浪花節と呼ばれるようになっていた――を耳にした人が飛びついた。 「これや!」 

ちょっとそのまえに、いま 浪花節 というとつまりあの 廣澤寅蔵 を思い浮かべる人が多いと思います、「森乃石松・金毘羅道中」でしょうね、

「何であれが踊りの音頭になるのかしらん??」、当たり前の疑問です、寅蔵(失礼!)の芸はセリフが主です、「啖呵の寅蔵」でした、特に関東の芸はこの傾向が強いように思われる、(あまり詳しくないけれども)。

 

一方上方のそれにはほとんどが「リズムに乗った謡い」という芸もあるのですよ、京山幸枝若のように、彼の芸ならほとんどそのまま音頭にできるでしょう、気に入ったネタを自分なりに工夫を凝らし音頭に仕上げていった、ということなのです、 

よく言われましたよ 自分の節を持ちなさい、と、
  

以下,実際に自分が聞いたり見たりした演題(外題)を列挙しておく
   

任侠物(三尺物) 

 国定忠治   野狐三次  唄入り観音経

 

世話物(悲恋・スキャンダル)

  佐渡情話  吉田御殿 坂崎出羽守 玉菊灯篭

 

出世物

   山之内一豊の妻     紀伊国屋文左衛門   

     

武芸物

   寛永三馬術

 

お家騒動物(金襖物)

     佐倉義民伝

 

赤穂義士伝     

  神崎東下り   田村邸切腹の場 南部坂雪の別れ  俵星玄蕃  

   大石 島原遊び 天野屋利兵衛    村上喜剣   安兵衛印籠とり   

 戦争物 

     召集令  乃木将軍伝   軍神東郷平八郎

 

親子物   

     岸壁の母

 

相撲物   

    桜川五郎蔵

   

歌舞伎物 

 吉原百人斬り  幡随院長兵衛

   

浄瑠璃物 

      壺坂霊験記

 

落語物   

      水戸黄門漫遊記        紺屋高尾  

 

ほかに 

   明智光秀 恩讐の彼方 浄玻璃鏡 鼠小僧 爆裂弾 小雪しぐれ 

        など

 

 

上記の資料については ウィキ゚ペディア・浪曲 を参考にさせていただきました、感謝です