水の気持ち | 銀輪流転

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今日は、標高900mAルートに行ってきました。
バイク(発動機付き)で、人間だけ上がってきましたので、DHなしです。

何用あって標高900mか?山の空気を吸いに行きました。嘘です。
そうなんです、トレイルメンテの偵察です。

このトレイルは、今年の梅雨で、道が川になってクレバスが走りまくってしまいました。この状態だと、ちょっと厳し過ぎて楽しく走れないのでどうしよかと思っていました。

トレイルの入り口にバイクを置いて、折畳みシャベルと土嚢袋5枚を持って、徒歩で下ります。
少し歩いて、比較的軽めの場所で偵察作業です。
今日の偵察で、作業方針が決まりました。

今年の梅雨は確かに激しかったのですが、トレイル荒廃の原因はそれだけではないようです。
 元々、このトレイルは、林業ようの林内作業車道として整備された道で、侵食され易い箇所は、栗石を敷いて転圧をかけ、横断排水も考慮されたものでした。
 しかし、年月が経過して土砂が堆積して、横断排水が機能しなくなり、そこにバイクが走って、水路を作ってしまった結果です。バイク(モーターサイクル)で走りがちなラインでクレバスが形成されています。

 今日の作業です。

イメージ 1
 道を横断する形で、ゴムの出っ張りがあって水が堰止められて、道の外に流されるようになっていましたが、土砂で埋まってしまって、その先が侵食されています。
 この堰が機能していれば、トレイルの区間区間で、水の排水ができるので、流れは強くならず侵食も少なくなります。
 水が団結するのを阻むのです。分割して統治せよ!!です。

イメージ 3
 ということで、ここに堆積した土砂を取り除いて、横断排水の機能を回復させます。

イメージ 2
 掘り出した土は、土嚢袋に入れて、クレバスに投入。
 クレバス全体を埋めれば良いのですが、そこまでは無理でしょう。
 自転車だと、シングルトラックと考えれば、クレバスが走っていても十分な幅があり、全部を埋めなくても良いかなあなのです。
 途中でラインが途切れてしまう箇所ができたり、あるいは、面白いラインを取れないという問題があるので、レーンチェンジができるように部分的にクレバスを埋ることにします。
 ただ、こんな風に置いた場合、大雨の時、侵食を弱くするのか、逆効果なのか不明ですので、今後の経過を観察で不具合があれば、方針変更です。水の気持ちを推し量らないといけません。実は、お水の人は、苦手です。
 
 そもそも、このような深いクレバスを作った主要な原因は、モーターサイクルによるものです。しかも、あんまり、上手じゃない方が登りでイタズラニ、アクセルを開けた結果です。
 斜度のある登りのコーナーで、失速してイン側に落ちて、アクセル開けまくって漸く登るです。或いは、下りでも、アウトから回り込めず、ブレーキ引きずってイン側に落ちて、土砂カキカキです。
 私も15年位前、このトレイルで上記のことを、ヤッテました。

 ということで、クレバス放置すれば、それなりに腕のある方しかオートバイで進入できなくなりますから、それで良いことにします。
 
 しかし、それでも、今日の作業からすると、後、土嚢100袋は軽く必要になりそう。完全主義者じゃないので、このトレイルでDHする度に5~10袋の土嚢を築くことにしましょう。あくまでも、努力目標ですよ。