こんな遠征試合の日に限って
フィジカルトレーナーが不在とは…
この時、膝を一刻も早く冷やしてあげたい一心で
試合会場と隣接するレストランへ行き
事情を話すと、快く袋いっぱいに
氷を分けて下さり 本当にありがたかったです
試合後、次男は足の痛みが殆どなく
少し引きずる程度で歩いてはいましたが
この時、夫はすでに大怪我である
可能性が高い事に気づいており
私は、そうでないことを願いつつも
そうだった場合のことを考えて
先ずは休ませるため、ホテルへ帰り
安静にしておくように言い聞かせました
ですが、彼には自覚症状がないのです
痛くもないし、歩いている
遠征のホテルでは、
チームメイトたちと食事に行ったり遊んだり
一緒にいる事が
何よりも楽しい事のひとつなのに
両親から”行ってはいけない”と
許可がおりず、ふてくされてました
アージェントケアに行くべきかどうか
コーチたちとも相談しましたが
骨折ではなさそうで、ここで行っても
あまり意味がなさそうだったので
とりあえず一晩、様子を見る事に
ですが、夕方になるにつれ
歩きにくくなる感覚があったので
とりあえずの応急処置として
バンデージや杖を求めて近くのお店へ
外に行けない次男に
”買い物に行っている間
チームメイトと部屋で遊んでいいよ”
と伝えて出ていくと、
”〇〇(次男)が部屋に来いって言ってる〜”
”みんなで行こうぜー!” ”何号室?”
と、大はしゃぎする男の子たちと
ロビーですれ違いました😊
狭い部屋にチームメイトが大集合し、親の居ぬ間の
楽しいパーティータイムだったようです♡笑
ホテルでの応急処置はこれが精一杯
”明日の試合には出れない”
夜にコーチとチームに伝えました
日曜日の夜、ミシガンに戻り
本当に本当に 運が良かった事に
翌日の月曜日、膝の専門医に
アポイントメントが取れました
日本では、怪我をしたその日に
診てもらえるのは当たり前ですが
アメリカでは「事前予約」が必要で
なかなか診てもらえない事が多々あります
(緊急性がある場合は別です)
その日はレントゲンを取り
骨に異常がないことを確認できました
ですが
私も夫も分かっていたのです
本当に調べなければいけない場所は
骨ではなく、靭帯や半月板であること
MRI検査が必要になるため、2日後
水曜日に再受診し、その結果
前十字靭帯断裂 全治9ヶ月
とうとう告げられてしまいました
「損傷」ではなく「断裂」でした
前十字靭帯とは、大腿骨と脛骨をつなぐ
4つの靭帯のうちの1つで
手術をせず完治させる方法はありません
「またサッカーが
できるようになりますよ」
心に沁みました
彼はいつも前向きなのです!!!
ようやく腫れも引き、準備が整い