徒然2(2024/07/11) | 道のブログ

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読んでいた、渡辺慧著、認識とパタンに帰納は演繹の逆もあった。その帰納におそらく数学的帰納法の帰納は含んでいない、物理的な帰納のことだとは思ったが、これに数学的帰納法を含むとすると、数学的帰納法とは非常に物理学的な思考なのではないかと思う。だから、一部の数学愛好家にはこの物理的な数学的帰納法が敬遠されているのではないかと思った。


初めに一般則はこれだろうと目星をつけて、それを証明するというのは、初めに現象を想定し理論を作ろうとする物理学に似ている。


僕の物理型と呼んでいる思考法はそういう思考法で、実験なりをして目星をつけ、それを理論により証明するのが、物理型である。それに思考実験も含めてもっと広範囲に物理型を広めていくと社会科学にも応用できるだろうし、人文科学にも応用が効くのではないかと思う。


僕の尊敬する福井謙一は極力広範囲に学んで広い視野を持つようにと言っている。


その物理型も物理学に限らずもっと広い視野で眺めてみたいという願望が僕にはある。そこに開けた景色というものがどういうものなのかまだ未熟な僕には分からないが、いつか分かれば良いなという思いがある。


けれど、所謂、物理至上主義のような考えは避けたい。そういうのは複眼的な思考ではなく、単眼的な思考のように僕には思われるからである。


物理学をもとに考えるというよりは、物理学という意味を一般とは違う、物事の摂理を捉える学問と考え、その上で、その学問を拡張するというような見方をしたい。


数学的帰納法にしても何も整数論に限らず、使えるのではないかと思う。目星をつけて、それを証明するというのは何も整数論の特権ではなく、整数論以外にも使えるのではないかと思う。


その数学的帰納法を拡張することで、物理型の拡張ができるのではないかと思っている。あくまで出来るだろうという措定であって実際には、まだ、それをしていないので仮説の域を出ない。