
まずは現場で市長と会い、挨拶、自己紹介。

現場に着くと、不穏な車両が鎮座していた。最初に思ったのはこんな車が通ったら、道路も悪くなってしまうなあという懸念。ついで、たまの頻度で乾季や施工中に通過するなら、いい締固め機械になるか、とも思った。

何とも言えない道路視察状況でした。目線は路面から、どうしても車両の方に行ってしまいます。そして凝視していいものか、カメラを向けてもいいものか(遠慮がちに撮っていたからか、特に注意はなかった)。

装甲車はムスリム教徒の自治区所属、制服警官はフィリピン政府からの派遣。立場は違うが、ここでは現場視察にくる日本人の警護、という共通目的で一緒にいる。


しばらく行って、道らしい道もないところ。ここを、[Rehabilitation]として、やや大掛かりな、でも人力による施工で整備する。

最後に市庁の会議室で、視察結果について共有と今後の予定について協議。ここでも政府のラインの市長らと、ムスリム教徒自治区の行政官候補が同じテーブルについている。会議は、非常にスムーズに進められた。