公益信託大成建設自然歴史環境基金の助成を受けることができ、ラワグにあるマリアノ・マルコス州立大学と連携した事業を実施するために帰ってくることができた。
観光地として地域の活性化を知事が中心となって進めているようで、新しいホテル、案内看板が充実しているように見える。
フィリピンでもちょうど夏、のようで少し動くと汗ばむ。地元の人もタオルを片手に歩いている様子が見える。
早速2011年8月に酒井職員が現地入りし担当した現場の様子を見に行く。
2011年8月の様子
2014年4月の様子
池に浮かぶ島の斜面がセメントソイルを中詰めした土のうの壁で補強されている。
表面の袋材は紫外線で破れて消滅しているが、中詰材が固化してコンクリート擁壁のようである。土のうと土のうの境目に袋材がわずかに見えた。
一見、コンクリートアーチ橋に見えたが、桁には木材が利用されていた。
ここは、植物など自然観測ができる場所として大学内に設けられた施設であった。
学生たちも清掃など維持管理に従事している。植物園のような環境で勉強している姿もあった。そして、彼らの研究がはかどるようにか、WiFiネットワークが整備されていた。
大学内の設備の拡充も進んでいるようだ。土のう工法のプロジェクトが、大学内からどう外部へ出ていくようにするか考えないといけない。