国連グローバルコンパクト(UNGC)に署名、加入が認められた。日本のNPOとしては、加入は第一号らしい。
約3年前に遡る。総会で、岸田 潔副理事長(京都大学大学院工学研究科准教授)より発案があり、団体として署名加入の意志が確認された。その後、UNGC日本事務局と連絡をとり参加要件などの説明を受けた。設立後5年以上の活動実績があること、10名以上の雇用者があることなど、当時は満たしていないことがあり手続きに進むことができなかった。
そして2012年12月、5年の活動実績など参加要件を満たしたことから、申請手続きを進めた。
UNGCは 国連総長の働きかけで始まった。10原則(人権、労働、貧困、環境問題などへの取り組む姿勢について)を企業、自治体、学校、市民社会団体などが自らの経済活動や団体活動を進める上で遵守して、また対外的に発信することで、世界をよくしていこうとする活動、と自分は理解している。10原則には、ILO
(International Labor Organization、労働機構)の見解も反映されていると聞く。ILOとは、道普請人・ケニア支部が現地で「若者雇用促進事業」を実施した実績がある。
「自分達の道は自分達で直せる、という意識を広げよう」と日々行動している道普請人の活動は、直接間接にUNGCにかなったものと考える。国際NGOとして活動し、UNGCの10原則を理解していること、日々の活動で意識することは、上記の本団体活動趣旨に沿う。また、草の根で実際に現地の人々と触れ合い活動をしている本団体の経験やネットワークは、UNGCの目標達成を目指して集まった他団体の活動に貢献できる部分も大きい、とも思っている。そして、本団体にとっても、活動機会を得ていくことにつなげたい。
署名・加入している団体が、分科会を作り受け身ではなく活発に活動を展開していると聞く。これからお付合いしていけることも、楽しみである。