首都もうで | 道普請人_http://coreroad.org/のブログ

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1月末から2月末にかけて、三たび首都とプロジェクト拠点の町を往復した。プロジェクト口座への資金振込依頼書類の持ち回りと、出資機関であるアジア開発銀行からの視察団への対応のためだ。



 首都の都会ぶりにはテンションが上がる半面、治安の問題、移動手段の確保の大変さ、値段の高いホテル事情から自由奔放に動きまわるわけにはいかず、制約のなかで過ごす。仕事の用事を済ませ、暗くなる前にそそくさとゲストハウスへ引き上げる、という行動パターン。しょっちゅう、首都に滞在する友人宅にやっかいになるわけにもいかず、トイレシャワー共同だが清潔でアルコール禁止のいつものゲストハウスに滞在した。



 出張の目的はそれぞれ果たせた。アジア開発銀行からの視察団との打合せでは、ようやく6ヶ月間の延長と予算再配分に関する承認がおりた。32日にきれる契約の更新を急いで済ませる必要がある。プロジェクト開始してから4年目を迎えそれなりの結果も見えてきたこともあるせいか、道路省や財務省のえらいさんにも少し顔と無理なお願いが利くようになった。契約変更についてすぐに承認してくれた。



 あっという間にあと2週間ほどで日本へ帰国することになる。もともと年間6ヶ月現地入りでの活動という契約だ。自分の留守中、現地人コンサルタントが自分達でなんとかしなくては、とがんばってくれる姿勢が頼もしい。思えばここ最近の自分の現地入り時には、問題処理や視察団対応、お金の管理に終始してしまっているような状況だ。現場で自ら道路整備を監督すること機会がとんとない。残り半年となり、道路省エンジニア、コンサルタントも仕事のやり方や目標、期限、予算を把握しているので、彼らで現場を回せて当然な時期なのかもしれない。



 外国人プロジェクトマネージャーとして自分の責務は何か見定めつつ、道路省エンジニア、コンサルタントと協力して無事に事業を成功のうちに終わらせたいと思う。