道普請人のケニアにおける活動拠点のあるエルドレットと日本の事務所のある京都とはGPSの距離算出機能によると約一万二千キロ離れている。インターネットなど通信環境が進んでもやはり二つの拠点を隔てる距離の壁は大きい。約1.5年ぶりにケニアの事務所を訪れた。
事務所に着くと荷物を積んだ連絡車が目に飛び込んできた。今年の初めに購入したという車。早速に、大車輪の活躍のようだ。ロゴの入ったステッカーも貼ってあり、行く先々でよい宣伝になるのではと思う。
現地の活動内容の充実、効率化に役立ってほしいし、同時に借金してまで購入した車が次なるプロジェクトの受託や活動資金の獲得につながってほしいと強く願う。
他人ごとではないけれど、現場で汗をかいてもらっているケニア事務所のスタッフとともに思いを共有し活動していきたい。
現地での活動の成果について、同時に成果を導くことがいかに大変か、ケニア事務所からの説明を受けた。NPOとして海外に拠点を持つこと、そこに日本人の方に駐在していただくことの大変さを痛感した。
それでも自分は道普請人としての活動の充実、拡大にむけ前向きに挑戦したいと思っている。
先月の一時帰国時に、昨年京都大学で活動内容を紹介した講義に対するレポートに目を通すことがあった。20歳前後の若者たちに頑張ってほしいと励まされる37歳の自分。単細胞のアラフォーは大いに元気づけられたのでした。