3カ月ぶりに戻り、感じたことはせっかく収集したデータを活かせる環境になっていないことでした。他人事のように言うのはおかしく、自分のプロジェクトだから自ら整備していくように行動する、または指示していく必要があります。
プロジェクトにはプロジェクトコーディネータという部署があり、オーストラリアのエイド機関で長く働いてきた経歴のある女性が就いています。ちょうど1年前首都ポートモレスビーで初めて会い、このプロジェクトに参画することを決意してくれた最初の同志、です。
プロジェクトの仕事の流れを良く知っていて理解も早く、すぐに行動してくれています。ドナー機関との人脈もあります。
データや書類の整理を依頼してみましたが、この点は苦手なようで満足のいくものが出てきませんでした。
ゼネコンで働いていた時のことが思い出されました。配属された現場である程度仕事が進んでファイリングシステムができているところでは、容易に書類整理ができました。ところが新規立上げの現場ではうまく書類整理ができずよく所長に怒られていたことを思い出します。
学生時代も就職時代も、求められている書類がすぐ出せず相手を待たせている時にはよく焦ったものです。上司、先輩から整理方法を幾度となく助言を受けたことを思い出されます。
その成果を見せるべくこのプロジェクトでも、ファイル整理してみました。
苦労して彼らが収集したデータをいつでも見返せるようにし今後の活動に最大限に活かすこと、プロジェクト内外で共有し誰もが容易にアクセスできるようにしそれぞれの活動に活かすことが目的であることがわかってもらえればと思います。
幸いにもプロジェクトスタッフにも好評なようです。彼らが順次更新してくれればいいのですが、その辺は様子見で必要なら指示していきたいと思っています。