私たち「道普請人」は「土木」の技術的背景を持ち、「国際協力」の現場で活動を行い、「NPO」という組織でその活動を持続、発展させようとしている。
2007年12月の登記設立以来現場活動を中心に進め、当法人の活動内容、コンセプトは世界に通用すると手応えを感じ始めている。「日本発の国際NGO」を目指す、というような意識で会の活動を充実させたいと思っている。
「NPO」運営を強化したいと思っていて、事務所を公的な場へ移すことなどを検討している。賛同し協力してくださる方のお力を有効に活用させていただきたいと思う。こんな折に、土木学会講堂においての、第2回シビルフォーラムに参加した。
講師がNPO法人「NPO研修・情報センター」代表理事、世古一穂氏ということだったが、正直どういう方かも存じ上げずにいた。講演前に控え室で挨拶したときに、いきなり質問された。
「あなたのところの会計規模はどれぐらい?」
08年度の実績を踏まえ「年間約600万円ぐらいです」と答えると、
「最低3,000万円ぐらいでないと、やっていけないでしょう」とばっさり。
氏はNPO法の設立に尽力され、その後今は設立されたNPOの組織強化に向けた支援活動をされている、ということらしい。ご出身が同じ京都、また土木学会にも入っておられた、ということで勝手に親近感を持ってしまった。
現場の活動を大事にしながら、NPO組織の充実化も進めていきたいと思いを新たにした。