ナイロビで同じアパートに滞在する喜田副理事長のお宅で「マッドクラブ」をいただいた。訳すと泥カニで、マングローブの植生する付近に生息する。大きなハサミが特徴で、力が強いらしく人の指も切断してしまうらしい。オーストラリアのケアンズ等では、「マッドクラブ」の釣りを楽しむツアーが人気らしい。
このマッドクラブが海岸沿いのモンバサからナイロビにまで上がってくる。
大きなハサミの中には、食べ応えのある身がある。茹で上がった「マッドクラブ」のまずそのハサミを、ナイフを逆手に持ってぶち割り身を食す。キッコーマン醤油と酢を混ぜたものに身をひたして食べるとなんとも美味である。ナイロビでは日本食取扱店があり、キッコーマン醤油などたいていの日本食は手に入る。
ハサミの部分を食したあとは、各足を割ってその身を食べる。そして甲羅部を開いて足付け根の身を・・・
ケニアの人はもちろんカニを食べる習慣はないが、喜田副理事長が長年雇っているケニア人のアグリが料理をしてくれる。喜田副理事長のおかげでナイロビにいても、日本食を楽しむことができている。ケニアへ赴任前は、コンビニ弁当や牛丼などのファーストフードがほとんどの食生活を送っていたので、ここへ来てかなり食生活が充実している。