昨日、ウガンダの青年海外協力隊隊員の方からメールをもらった。彼は9月に「土のう」による道なおし方法の研修を、実施したときの参加者である。研修中も熱心に取組み自分の任地ではこうだから、どうすればよいか、などと質問もしていた。その後約2ヶ月以上がたつが、なんと本当に自分の任地でボランティアを募り実施したというのである。まさに、私達が思い描いたような成果が現れ始めている。
詳細については、また写真などともに報告書を送る、ということなのでそれを待ちたい。自分のカウンターパートに研修で学んだ「土のう」による道直しを紹介したところ、カウンターパートがそれはいい、是非やってみよう、ということになったらしい。必要な土のう袋、中詰材、の調達にどうしたのか、彼のレポートを待たないとわからないが、作業は住民有志がボランティアで集まり道直しを進めたとのこと。さらに、その後3箇所、追加でやろう、ということになったらしい。
以下のことが言える。
・協力隊員(彼は土木出身ではない、ウガンダに来る前はセールスマンだったと聞いている)が、二日と半日の研修を受ければもう、自分の任地で実施可能
・隊員(村落開発分野)の活動のオプションとして「土のう」による道直しは有効
(シンプルな方法、道の問題は住民にとって身近な問題でモチベーションが高い)
・住民らがやる気になる。
・道直しを通じた組織が活性化される可能性
・「土のう」による道直しが全世界へ広がる可能性(全隊員へ二日半の研修を実施すれば、派遣されている国で実施される可能性がある)
隊員の方のレポートを心待ちにするとともに、そこで寄せられた情報をマニュアル作りに反映させていきたいと思っている。そして日本とウガンダで遠いところからではあるが、メール等を通してできるだけバックアップしていく。
(福林良典)