いつかは崩壊する『禁じ手』、気付いてますか?? | 井上耕太事務所(独立系FP)公式ブログ

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金融機関(銀行・証券・保険会社)に所属しない【独立系FP事務所】を経営しています。
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今日のテーマは、『いつかは崩壊する禁じ手、気付いてますか??』です。

 

 

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気付いてみたら、『考え方』の話ばかりしていて、

『お金』の話を久しくしていないことに気付きました。

 

 

一応、私はファイナンシャルプランナーですので、

久しぶりに、その手の話をしてみようと思います(笑)

 

 

一昨日、千葉県木更津市にお招き頂いた際、

夕方から、未だかつてないほどの豪雨に見舞われました。

 

 

台風でもここまでの雨量は経験したことがなくて、

ニュースでよく見る映像のような、一般道も冠水する直前といったほど。

 

 

宿泊先のホテルのロビーにも雨水が入り込んで来ていて、

警備員の方々が、必死に水かきをして対応されていました。

 

 

打って変わって、

 

 

その翌日にあたる月曜日は木更津も東京都内も雲ひとつない快晴。

昨日深夜に帰阪して来ましたが、今日も引き続き晴天が続いています。

 

 

株式市場もこの天気のような穏やかな日々が続いていて、

4日ぶりに反落したと言えど、今日の日経平均終値は『2万2818円02銭』。

 

 

一時、

 

 

米国を中心とした株式市場の過熱感が不安視された際、

『2万1000円』を割り込みを危惧されるほど下落したその値も、

いつの間にか、じわじわ上げて『2万3000円』も射程圏内です。

 

 

約6年前。

 

 

第二次安倍政権がスタートする前の、民主党政権下、

異例の株安が続き、日経平均は現在の値の3分の1程度。

 

 

(*バブル期の最高値には遠く及ばないにしても、)

ここ6年間の『上昇率』という観点では、世界市場と比較しても、

この期間の『日本市場』への投資は『良い選択』と評価されたかも知れません。

 

 

しかし、

 

 

個人的感覚では、何かが『マスキング』された感が否めず、

どこか、言いようのない『違和感』が覆っているように感じてなりません。

 

 

諸々あるでしょうが、

 

 

その1つの理由としては、出口の見えない『金融緩和』が挙げられます。

 

 

日本国民のどの程度の方々がご存知かわかりませんが、

現在、日本国の中央銀行である『日本銀行』が、

株、ETFを買い支えて、日本市場を牽引しています。

 

 

ETFの買い入れに関して言えば、現在では『年間6兆円』ペース。

 

 

約5年前は『2兆円』程度だった日銀保有量も、

ここ数年の積み増しで、一気に10倍の『20兆円』近くに膨れ上がりました。

 

 

『物価上昇2%』を目標とする方針を打ち出しているので、

この戦略は、ある程度は仕方ないことなのかも知れません。

 

 

ただし、

 

 

個人の『資産形成』と同様、『出口戦略』無しで市場に入ることは、

将来的な『リスク』を先延ばししている行動とも、捉えられ兼ねません。

 

 

事実、

 

 

『出口戦略』なき『年間6兆円』ペースのETF購入は、

専門家の中で、日々、警戒感を強めつつある事案の1つです。

 

 

そもそも、

 

 

『ショック』を調整するため、政府の一時的な市場介入なら未だしも、

ただ単に株式市場を底上げする為の、永続的な介入など前例がありません。

 

 

一般の方々への、直接的な恩恵はあまりないでしょうが、

強かな投資家の方々は、政府が下支えしてくれているのを安心材料に、

ここ数年間で、日本市場で大いに利益を上げて来られました。

 

 

*海外投資家(海外経由日本籍)の方々も、大きく利益を上げてますよね。

*それでも、真っ当なルールに従った上での結果ですので、良い、悪いの話はしていません。

 

 

自ら市場介入したものの、『出口戦略』を描かず入ってしまった事から、

『身動き』が取れなくなっている日本銀行・政府を見透かしているようです。

 

 

現在、

 

 

『保有しているETFの市場への開放(売却)』は以ての外、

『年間6兆円』の現在の買い入れペース減少がちらついただけでも、

市場はそれなりに大きく反応することが予想されます。

 

 

かと言って、日銀の保有資産も無限ではないので、

未来永劫、永続的に買い入れを継続していけるわけはありません。

 

 

また、

 

 

現在の『日銀の下支え』は株式市場の『上げ底』以外の何もでもありませんから、

教科書的なことを言えば、本来の市場・企業価値も歪めて反映してしまいます。

 

 

『信念』なき中央銀行(政府)の市場介入は、『禁じ手』なんですよね。

 

 

『年金システム』の話と重なるところもありますが、

『いつかは崩壊する』『でも、それは今日じゃない』的な考え方が蔓延している感じです。

 

 

某投資銀行幹部エコノミストは、

『唐突ではなく、減額の道筋を予め示すことで株価急落を避けられる』と話しています。

 

 

しかし、これは本当でしょうか??

 

 

市場の調整機能は『デイ・トレード』的な短期売買の投資家が担っていますから、

将来に対して、内包する『情報』が変われば、それなりに反応は大きくなると私は見ます。

 

 

*決して、某有名投資銀行エコノミストを批判している訳ではなく、

 オフィシャルな立場の方々では、発言できない事も多いと考えます。

 

 

今日、私がしている話は、

恐らく、現時点では何を言っているかわからない人もいらっしゃるでしょう。

 

 

ただ、

 

 

そういった方々も、いつか市場に大きな変動が出て来た際、

今日の話をまた思い出していただけたら幸いです。

 

 

日本市場も、天気も、暫くは晴天が続いて行く見込みです。

 

 

でも、天気はいつか突然崩れるものなので、

安心し切らず、しっかりと社会の流れをウォッチしてみてください。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

 

 

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