誰も予測不可能な結末★ | 井上耕太事務所(独立系FP)公式ブログ

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大阪・西天満【井上耕太事務所】代表。
金融機関(銀行・証券・保険会社)に所属しない【独立系FP事務所】を経営しています。
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『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★

今日はこのニュースをピックアップします。


『TPP参加12ヶ国、協定に署名』


ニュージーランドのオークランドで、
4日に加盟国全てが署名。

今後、国内での承認手続きを進めることが可能になりました。

僕もはっきり把握してなかったので、
ここで加盟12ヶ国を整理しておきましょう。


『TPP:環太平洋経済連携協定』

オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、
日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、
ペルー、シンガポール、米国、ベトナム、以上。


2014年の段階で、
全加盟国の合計GDPは約『28兆US$』。

これが2020年に向けて、
『約34.6兆US$』まで増加すると試算されています。

協定加盟国間でのフェアトレードにより、
経済の成長が促進されるという試算でしょうか??

全体として、2014年比で『約24%』増加する計算です。

この期間、日本国内のGDP増加は、
単独で『約7%』と見込まれています。

人口も日本単体となると2%減少ですが、
協定域内全体としては『5%』増加する。

どちらの面から見ても、
参加することでメリットを享受出来そうに見えます。

しかし、本当にそうでしょうか??

以前のblogでも書いたように、
TPPの肝は『秘密条約』と『ISD条項』。

本当の意味での『フェアトレード』を主張する際に、
どこまで日本に『発言権』があるか未知数です。

例えば、農産物の分野で言えば、
『●●県産』とか『有機栽培』とかは厳密にはフェアトレード違反。

『遺伝子組み換えでない』などの表記も、
フェアトレードの観点から出来なくなります。

日本国内の安全な食品と、
出所不明のあやしい食品が横に並んで売られる日が来るのか??

そうは言っても、外国の方々も、
『フクシマ産』を表記なく買わされることは怖れるでしょうが。

車業界も大変ですよね。

日本独自の基準で作られる軽自動車。

それに適応される軽減税率等のルールも、
もちろんフェアトレード違反で廃止です。

こんな事例は、
今からどんどん出てくることが予想されます。


個人的には、1つ興味を持ってる分野があります。

やっぱり、『金融』の分野です。

ほんまに、フェアトレードされるようになるのでしょうか??

言ってしまえば、日本国内で売られる『保険』と、
海外の『保険』なんて差が有りすぎて比較すら出来ない。

両者を横で並べて比べたら、
国内のものを購入するという行動は取れません。

そんな中で、
『日本居住者が海外保険に加入できない』という、
保険業法186条は明らかに『フェアトレード』違反。

この部分は、削られるのかな??

今、国内金融機関を守るためにある、
金融業法・保険業法の解体は起こるのでしょうか??

それが成されたら、
本当の日本の『鎖国』が解かれますね(^_^)

他の分野では、
『フェアトレードは進むやろ!』と素直に考えられても、
やはり自分が最も身近な分野になると、
『本当にそんなことになるのかな?』と疑問に思います。

ここからは、誰にも予測不可能な領域です。

進めていって、出た結果が『答え』です★

それでも、やはり米国メインの協定ですね。

2014年から2020年に向けたGDPは、
『17.42兆US$』から『22.49兆US$』に激増です。

実に、『約29%』もアップしてます。

もちろん、加盟国間で突出してNo.1。

日本の『7%』は比較にならないです。

もう、協定に署名はしてしまいました。

これからは、誰にも予測不可能です★

しっかり準備を進めながら、
ちゃんと見守っていくことにしましょう(^_^)

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